FCデザイン

「FI」電子制御燃料噴射システム

概要

1/32Mile モンキー? w.インジェクション
1/32Mile モンキー? w.インジェクション

「FI」電子制御・インジェクション(燃料噴射)システムは、標準でキャブレターを装備しているバイク(モーターサイクル)を、 電子制御インジェクション化するための画期的な商品です。これまで同様のことをしようとすると、専門的な知識が必要、 部品の選定が難しい (*注1)、四輪用の大きなコンピュータ (*注2) を工夫してつけなければならないなど、 多くの苦労をしていましたが、本製品は4サイクル、2サイクルの単気筒から2気筒 (*注3) のバイクを容易に変更するための、 スロットルボディーやコントローラ、燃料ポンプなどの部品がセットになっています。 またコントローラはインジェクションに関し、ほぼ完全な機能を持つフルコンであるにもかかわらず小型、軽量であり、搭載に困ることはありません。

現在のラインアップで可能なのは、単気等もしくはツインの同時噴射で、噴射制御のみです。点火制御については現在開発中です。 適用例としてモンキーやKSRなどの4MINI、ハーレー、そのほかシングルのレーサーなどの二輪車、 ジェットスキーなどその他の乗り物、産業用エンジンから教材・研究・実習用エンジンまで幅広くお使いいただいています。

*1 インジェクタやスロットルボディは対応車種を増やしていくよう努めております。ぜひご相談ください。
*2 汎用コンピュータの場合。四輪用ではモータサイクルのような高回転に対応することは難しくなりますが、 本製品のコントローラはHONDA C50改造のような16000rpmオーバーの回転速度にも対応します。
*3 同時噴射でさらに多気筒まで対応可能です。

インジェクションとは

マップ画面
マップ画面

キャブレターではパワーが落ち込むところができたり、つながりが悪かったりと言う現象がおきます。 吸気ボックスのある純正の状態では吸気がうまく平均化されているので問題にならないこれらの問題も、 レース用などにチューニングを施した車両では、吸気量の変化が大きい部分ができるため問題が発生します。 吸気のダイナミックな変化にキャブレターの構造では対応しきれない、すなわち空燃比があわせられないと言う問題が発生します。 電子制御燃料噴射装置は、回転速度、負荷(スロットル開度など)に対して燃料の供給量をアクティブにマッピングできますので、 この問題を解決することができます。 一般的にインジェクションコンピュータでは補正用の数字を打ち込んだり、部分的なグラフ表示でセッティングするものが多いのですが、 FCデザインのコントローラはDIY用途に特化し、噴射時間を0~32ミリ秒まで1μ秒の単位で変更できます。 セッティングにはPCを活用し、グラフィカルなセッティング方法を取る事により、 特にPCに詳しくなくてもマウスの操作で簡単にセッティングできるように工夫しています。


ツインインジェクタ・スロットルボディー

ツインインジェクタ・スロットルボディー
ツインインジェクタ・スロットルボディー

キャブでは負圧で吸い出すため、液体から噴射するインジェクションに対して燃料の気化に有利で、 特に高速回転時の燃焼に優位性があります。FCデザインではインジェクションでも高回転まで対応できるよう、 2つのインジェクターから最も理想的な混合気形成を作り出すようスロットルボディを設計しました。 特に高回転領域では燃料噴射して着火までの時間が極端に短いため、この理想的な配置が気化を促進し、 キャブレターと変わらぬ高回転性能を確保しています。 一方でインジェクションはキャブレターが不得手とする低速で開度が大きい領域などで有利ですから、 これまでセッティングが合わずに加速が始まるまでまで我慢していたような中低速領域で確実にトルクを得ることができます。

FI 32mmΦ スロットルボディーの写真
FI 32mmΦ スロットルボディーの写真

※以前、シングルインジェクタのセットをご購入いただきましたお客様のスロットルボディーを、追加加工でツインにするオプションもございます。

そのほかにも純正のスロットルボディーやキャブの改造によりインジェクション化させていただいた例がございます。
CRF450、モタードも燃料噴射!!!~ FCRにインジェクタをつけるとこうなります。
※排気量やバイクの種類により、インジェクタ容量と本数や取りつけ位置、ポンプ吐出容量、電流消費(発電容量)、スロットルボア径などを検討する必要があります。 FCデザインでは検討のお手伝いもさせていただいております。ご相談ください。


セッティングソフトウエアは標準で付属します

セッティングソフトウエア画面
セッティングソフトウエアは標準で付属します。

従来のインジェクションシステムを搭載したバイクは、噴射設定が各車種専用で「ブラックボックス」であり、 誰もが設定を変更できるものではありません。またインジェクションコントローラなども限定的なセッティング編口のみが可能な商品が多いようです。 それに対し、われわれは、噴射設定のすべてをPC上から、グラフィカルに変更可能な「フルセッティング」という目標で、 コントローラおよびPC用ソフトウエアを開発しました。 その結果、あらゆるエンジンに対応できる汎用性(*注1)をもち、なおかつ専用データの管理も容易(*注2)なユニークなインジェクションシステムになりました。 設定を変更するのに特殊なツールは必要ありません。 ただシリアルポートのあるパソコン(*注3)に添付のソフトウエアをインストールし、インジェクションコントローラと接続することで、 すべての情報にアクセスすることができます。

*1 ほとんどすべての設定が変更可能なため、あらゆるバイクに対応させることが可能になります。 ただし、噴射タイミングは機械的に(センサ位置など)で変更可能ですが、制御、ソフトウエア上ではできません。
*2 ハードウエアに関する設定を含む全データをPCのファイルに保存できます。
*3 市販のUSBシリアルアダプタを使用することで、USBポートのみ装備のPCでもご使用いただけます。

「FI」電子制御・インジェクション(燃料噴射)システムは、自社開発製品ですので、ターボ等の加給器つきエンジンのバイクなど、 対象エンジン、バイクに合わせたのカスタマイズが可能です。また故障時の修理や、アップグレード(予定)、テクニカルサポートなど 安心してお任せ頂けます。


噴射時間の決め方

「FI」では以下の方式で燃料噴射時間を制御します。

  • スロットルスピード式(alpha-N式)
    α(スロットル開度)、N(エンジン回転速度)から基本噴射時間マップを構成する方式です。 直感的にセッティングがしやすくスロットル変化に対するレスポンスも高いので、 一般にレーシングエンジン用の制御に使われています。
  • スピードデンシティー式(DJ式、Dジェトロ方式*)
    D(空気密度、圧力)で制御します。吸気管圧力とエンジン回転速度から基本噴射時間マップを構成します。 空気密度を圧力センサで直接測るため制御品質(安定性)が要求される量産車で使用されている方式です。 エンジン吸気の変化=圧力変化により制御量が変わり、またや圧力変動に対応する処理が必要であるため 一般的にα-N式よりも応答性で劣ります。 マップはスロットル開度と圧力の関係が回転速度により異なる(=一意に決まらない)ために直感的なセッティングは難しくなります。

バリエーション

現在、「FI」にはリリース中のバリエーションとして次のものがあります。

  • ホンダモンキー用(ゴリラ、カブなど同エンジンを搭載のバイク)
    標準セットでインジェクション化可能です。配線、配管はモンキー等に合わせたものが付属します。ツイン・インジェクタ仕様が標準です。
  • 過給器付エンジン(単気筒、2気筒のターボ、スーパーチャージャーなど)
    オプションで選択可能です。過給圧センサと専用PCソフトウエアが付属します。当社ではセッティングのわかりやすいα-N式+過給圧補正をお勧めしています。
  • エコラン用
    標準セットに対し、信号インタフェースの代わりにビームセンサと加工用信号円盤が付属します。 配線、配管は標準的なエコラン車両に合わせたものが付属します。 燃料ポンプ、燃圧レギュレータはレスオプションとして付属させずに出荷できます。(エア加圧に対応)
  • 教材・研究用
    標準セットに対し、信号インタフェースの代わりにビームセンサと加工用信号円盤やエンコーダと専用ユニットを用いた、 噴射タイミングや点火タイミングの変更対応などご希望に応じてカスタマイズいたします。
  • 特注版
    4サイクル、2サイクルの単気筒から2気筒まで、また同時噴射で4気筒にもご活用いただいております。 配線、信号、スロットルボディなどご要望に応じて対応いたしております。
  • スピード・デンシティ式(Dジェトロ方式 *)
    オプションで選択可能です。吸気圧センサと専用PCソフトウエアが付属します。 吸気圧センサは負圧用、正負圧用からお選びいただけます。
    * Dジェトロ(D-Jetronic)はドイツ、ボッシュ社の商標です。

カタログ・マニュアルのダウンロード

Fiシステムのカタログ(PDF版)はこちらから (Coming soon.)

PDF
Fiシステムの取扱説明マニュアル(PDF版)はこちらから (ver.4.5 約4.6MB)
右クリックして「対象をファイルに保存」を実行してください。

*PDFファイルを閲覧するにはリーダーが必要です。
Get Acrobat Reader

お問い合わせ・資料請求

適用可否の相談、必要部品の検討、仕様の確認などお気軽にご連絡ください。