インジェクタードライバーとは
インジェクタードライバーとは、インジェクター(燃料をエンジンに噴射するための部品)を正しく動作させるための装置です。
エンジンに入れるべき燃料の量やタイミングは、ECU(エンジンコントローラ)等が決定し、それに見合う信号をインジェクターに送ります。インジェクターはその信号を受け取って燃料を噴射しますが、その指令信号をそのままインジェクターに与えればよいというわけではありません。
インジェクターの種類や電気的特性によっては、専用の駆動回路=インジェクタードライバーが不可欠になります。
なぜインジェクタードライバーが必要なのか
インジェクターには用途・構造の違いにより、さまざまな種類が存在します。代表的なものは次の4種類です。
- ガソリンポート噴射用インジェクター
- ガソリン直噴インジェクター
- 気体燃料用インジェクター
- コモンレールインジェクター
これらは、内部構造・駆動方式・電気的特性がそれぞれ異なります。ガソリンポート噴射用インジェクターは、比較的単純な電気信号で動作するため、ECUが直接駆動できるケースもあります。
一方で、ガソリン直噴インジェクター、気体燃料用インジェクター、コモンレールインジェクターでは、単純な電圧印加では意図しない動作や部品への負担につながる可能性があります。そのため、インジェクターの特性に合わせて電流や立ち上がり特性を制御する専用のインジェクタードライバーが必要になります。
FCdesignのインジェクタードライバーの考え方
FCdesignでは、インジェクタードライバーを「部品を動かすための回路」ではなく、研究・評価・開発の条件を成立させるための基盤技術と位置づけています。
インジェクターは、材質、構造、摩耗や個体差によって特性が変化します。いわば “生もの”に近い部品です。FCdesignでは、以下の対応を行い、再現性のある噴射条件づくりを支援しています。
- インジェクターの種類・特性に合わせたドライバー設計
- 希望する駆動信号に合わせた仕様検討
- 調整式・特注インジェクタードライバーの製作
関連する技術・実績
このような方に
- 特殊なインジェクターを使って実験・研究を行いたい
- ECUだけではインジェクターがうまく動かない
- 噴射条件を数値で管理し、再現性を高めたい
- 市販品では対応できない評価環境を構築したい
