Super Mileage Car Challenge Hiroshima — 大会レポート 第26回 2025年8月23日(土)・24日(日)
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日本のもの作り、技術者の育成を祈って

Supermileage Car Challenge
Hiroshima 2025

全10チームが猛暑に挑む — 広島県運転免許センター高速体験コース

自分達の作ったマシンの性能を正しく評価したい! 厳正な競技として大会を行いたい! という思いから、手作りで開催して今大会で26回目、免許センターでの開催は20回目となります!

新型コロナウイルスの猛威により3年間自粛しておりましたが、一昨昨年の再開から3回目、猛暑の中、記録向上に向け全10チームがチャレンジしました。両日とも猛暑日となり、高記録が期待されましたが、どのチームも記録が伸びず記録更新には及びませんでした。来年は十分な準備を行って記録を塗り替えていって頂きたいと思います。

今年は競技運営のさらなる合理化を図り、コースマーシャルやタイム計測員を大幅に削減しました。チームの方にはその分負担が増えたかとは思いますが、皆さんご協力により大会運営も大変安全にスムーズに行えました。本当にありがとうございました。

ガソリンクラスはハイオク燃料を使用しました。希望者にはCN(カーボンニュートラル)燃料も使用しました。CN燃料の評価はこちら

2025年大会
ICEクラス優勝・FANCY CAROL(広島県)

主催 / 共催 / 後援・協賛
2025年大会プラカード
主催
エコ&セイフティー ハイウェイドライブ チャレンジ実行委員会
共催
高陽自動車学校モノ作り推進協会
後援・協賛
広島県教育委員会広島市教育委員会マツダNHK広島放送局広島工業大学やまびこ、 肥野藤様、後藤建設広工FCデザイン(順不動)

大会公式記録
2025年大会

参加チーム一覧 entry list

本大会の関連情報
EVクラス特別賞のやまびこエコチャレンジクラブ(東京都)さんです。

大会成績 — 内燃機関(ICE)クラス
順位チーム名記録
優勝FANCY CAROL2,961.3 km/L
2位Team Fire Ball2,646.6 km/L
3位富士エコラン・チーム白糸2,425.7 km/L
EV クラス
特別賞やまびこエコチャレンジクラブ638.4 km/Wh
ICEクラス公式記録 EVクラス公式記録

大会詳細 — フォトレポート

今年も猛暑の中大会が行われました。

広島大会は世界で最も記録の出せるエキサイティングな大会です。フラットなコースで一定速度で走れる、気温が高く空気抵抗が下がります。路面温度も最高約65℃まで上がりタイヤの転がり抵抗が下がります。複数回最適な時にチャレンジできます。

(右)名城大学SPICAは目標の2,000km/L達成なるか?

昨年までレスキューに使っていたH2年式クイックデリバリーはエンジンのオーバーランにより廃車になりました。替わって軽トラのキャリーが運びます。クリーンなガソリンも良いですが廃天ぷら油の香りが懐かしく思い出されます。

(左・中)名城大学カグヅチも目標の2,000km/L達成なるか?

入賞景品のスーパーマイレッジサングラスは福井で眼鏡工房を主宰しているY2さんの製品です。買えばかなり高価なものです。

今年は参加台数が少なかったこともございますが、ピットの設営をはじめ大会本部と各チームが力を合わせ、極めて円滑に進行することができました。誠にありがとうございます。また、事故や体調を崩される方もなく、皆様の日頃の実践の成果であると存じます。重ねて御礼申し上げます。

(左)今年最大の目玉技術、チーム白糸さんのスプロケットダンパー、鋸刃を使って超軽量で作られています。鋸刃が回転方向への弾性と軸方向への剛性を両立させている。うーんとうなってしまいます。トルクがかかって変形した時に鋸刃がいくらか伸びますがボス、スプロケットに挟んだ部分の接着剤に弾性をもたしているのか?絶妙な設計です。すばらしい。

(右)ドライバーが参加できなくなったため、急遽10kgの減量をして自らドライバーを務められたチーム白糸のリーダー・伊藤さん。実際に走ってみたことで、より一層マシンへの理解が深まったとのこと。まさに貴重な経験をされたのだと思います。大和魂を感じさせていただきました。

(左)車検の様子、各ピットで行います。

燃料計測所前の様子。

各ピットの様子。

FC号の新人ドライバーの初運転前にみみっちーずさんのシャシダイをお借りして練習させて頂きました。シャシダイはとても機能的でしっかり本番同様の練習ができました。ありがとうございました。

(左)スタート前の様子、スタート員は水曜クラブリーダーの永井さんです。来年参加されるとのことで見学に来られました。それならということでスタッフとしてスタートや燃料計測の監視など実践体験して頂きました。大変助かりました。誠にありがとうございました。来年の参加を大会スタッフ一同歓迎いたします。

(左)この方はFC号のステアリング周りの部品を、ノギスや写真を駆使して正確に記録していました。私自身、設計者として「軽量・低抵抗・高剛性」を同時に満たすために試行錯誤を重ね、何度も改良を繰り返してきました。その中で得られた設計寸法は極めて重要なものです。そうした点を理解し、真剣に観察しようとする姿勢を持っているこの方は、将来きっと立派なエンジニアへと成長されるだろうと強く感じました。(中)久留米高専チームの方が見学に来られました。来年自作の小型直噴ディーゼルエンジンで参加されます。どのような走りをするのか楽しみです。

走行後のドライバーの様子、汗びっしょりです。車内もびたびたです(≧▽≦)

集合写真。

(右)正確無比の全重量測定、監視員の厳しいチェックも合わせ行っています。

計測精度を上げるため毎年進化させています。少人数で効率よく。


再開3年目でも各チームの調子が戻っていないようです。コロナ3年間の空白は大きなものだったと実感させられました。
このような状況での開催にもかかわらず全国から10チームの参加を頂き、第26回大会を無事終えることが出来ました。
ご協賛頂きました企業様々、ご参加下さいましたチームの方々、ボランティアの方々のご協力の賜物です。誠に有難う御座います。
来年も更なる工夫を凝らして、有意義な大会にしたいと思います。
来年もお会いできることを楽しみにしております。是非、またご参加くださいませ。

日本のもの作り、技術者の育成を祈って