パルス幅の変調などのデバッグ作業も終ったところで、モンキーオーナーズクラブ山口さん(広島市安芸区船越南)の協力を得て、試乗会を行ないました。キャブに比べてどれ位の性能差を感じてくれるのか心配でしたが、”これは、すごい
!!!!”の連発で、こちらの方が逆にびっくりしてしまうほどでした。搭載したモンキーのスペックは、タケガワのS-stage88ccとスプロケット変更のみで後は全てノーマル。山口さん曰く、ライトボアアップでこれほどの性能は見たことがない。しかもノーマルマフラー。どの回転でもスムーズ&パワフルに走る。無負荷レーシングも鋭いし、どんなにラフなアクセル操作でもついてくるなど。ちょっと出来過ぎのコメントでしたが、EFIではデジタルマップで運転全域をベストに合わせれるためエンジンのポテンシャルを完全に引き出すことができるということのようだ。
2000.12.24
弊社の開発工房。2DKのアパートを改造して、狭いながらに工夫して、設計から製作、実験までほとんどできるようにしております。資金が無くてもなんのその。知恵出せ!汗出せ!とにかく必死でやっております。
2000.10.21
後ろにあるのは、
2000.10.17
ポート径φ26mmで製作したプロトタイプのスロットルボディ。
ハイチューンのモンキーに搭載するのが今から楽しみだ。
自動車用のインジェクターはそのままでは、容量が大き過ぎて使えません。単室容積に見合った容量のインジェクターを使うことがとても重要なので、噴射口の先端に小さなオリフィスを設けることによって、容量を適正にします。
2000.10.12
左は、噴霧形状のチェックと流量を測定しているところ。右は、顕微鏡でオリフィス径を計測しているところ。計測した直径は0.160mmで省エネレースで使う50ccエンジン用のものだ。
アルミ削り出しで作ったプロトタイプのスロットルボディ。スロットルには、ロータリーバルブを採用し、キャブレターではできない全く段差、凹凸のないエアーフローを実現。各回転で出力向上します。
2000.10.11
ポート径はφ26mmまで対応可能。ハイパワーの定番タケガワスーパーヘッドにも取りつけれます。インジェクターは自動車用をモディファイして少容量化。あらゆる小型エンジンに対応できます。
コンパクトなレイアウトのため、セル付きエンジンにも搭載可能。開発に余裕ができたら、セルモータ仕様も組上げてみたい。
プロトタイプのCPU。各種信号やプログラムの進行状況をモニターするためのインターフェイスを搭載し、ROMを簡単に取り外せるようにしている。量産仕様は、もっとシンプルになります。現在、パルス幅が稀に変長するという現象が発覚したため、デバック中。運転していてもわからないが、重要なところなのでしっかり直しておきたい。
2000.10.07
シャーシーローラーを使ってセッティング中。スロットル全開領域では、セッティングを詰めていくに従ってどんどんパワーが上がっていくのを実感。キャブレターと違って、1点1点、数値でぴったりベストに合わせていけれるのがうれしい。
2000.10.01
また、軽負荷運転領域では、燃料噴射量をぎりぎりまで少なくしていくことによって経済性も追求できる。速くて燃費のいい、賢いセッティングができるのだ。♪♪
それにしても、シャーシーローラーは便利だなあー。運転しながら、たくさんの計器を見たりいじったりしてセッティングができる。トルク計測ができて、可搬できる安価なシャーシーローラーも早急に商品化したい。
フルセッティングインジェクションユニットをHONDAモンキーに搭載した。
2000.09.27
プロトタイプCPUをサイドカバーの中、フュ-エルポンプをシートの下、インジェクターと一体化したスロットルボディはヘッドに直付けした。
計器類(回転系、電圧計、燃圧系)とセッティング用ダイヤル、スイッチ類は、ハンドル回りに搭載。
外観はすっきりまとめることができた。
広島の周辺を快走していますので、見かけたら手でも振ってください。♪♪
プロトタイプのインジェクションユニットは完成し、現在は、パソコン(WINDOWS)から、快適にセッティングができるソフトを開発中。
2000.09.25
まだ、あまり運転してないが、キャブからインジェクションに変えての印象は、エンジンの回転変動がとても小さくなったこと。
空燃比がとても安定しており、特にアイドリングの安定性は格段に向上した。
分解せずにダイヤルでベストセッティングが出きるのが楽しい、などである。
まだまだ、いろんなメリット、性能向上があり、簡単には書き尽くせないので、今後徐々に紹介していきたい。