FCデザイン

研究用電子制御噴射タイミングコントロール装置(2006年製作)

「研究用エンジンへのインジェクション取り付け」

コモンレールディーゼル研究用エンジン コントローラ。筐体はFi-Mデジタルと共通です。

 これは2006年10月ごろ、研究用に噴射タイミングを自由に変更できる、燃料噴射装置を燃焼解析用のエンジンに取り付けたいとのご要望から、当社にて開発した装置です。クランク軸につながり回転する360P/Rのエンコーダとカムパルスセンサで、コントローラがサイクルを720°で認識し、任意の角度でFi電子制御燃料噴射システムのコントローラへパルスを出力します。(ON SETの表示項目。机上テスト時の画像です。)コントローラ横のダイアルでエンジン運転中に連続的に角度を変更させることが可能です。また、噴射終了角度をキャプチャして表示する機能も備えています。(INJENDの表示。エンジン回転時のみ数値を表示します。)エンコーダ信号、カム信号は燃焼圧解析用に出力端子を設けてあります。単気筒エンジン用に作成しましたので一パルス出力ですが、多気筒用の複数パルス出力も製作できます。コントローラのLCD表示は、エンジン回転速度、電源電圧、エンジン運転時間(アワーメータ)の表示が可能です。



「エンジンの概要」

 実機確認テスト中です。

 お客様の持ち込まれた、KX250のエンジンに当社でFiシステム一式をとりつけて、動作確認後に納品いたしました。手前側の発電用ロータのカバーの外に付けてあるのがエンコーダで10
000 r.p.m.対応品。インジェクタはポートとインマニの途中の2箇所に取り付けてあり、切り替えて使えます。スロットルボディーは元につけられていたスロットルセンサ付きFCRを転用しており、センサは純正の点火コントロールユニットと共用しています。ヘッドカバー上、プラグの横につけられているのがカムパルスセンサです。

 噴射タイミングコントロール装置はFiシステムと独立して動きますので他の装置への転用も可能です。出力やキャプチャ機能では接続先の装置や信号の遅れを補正する機能を有しており、セットした値(マイクロ秒単位)をクランク角度(0.25°単位)に変換計算し、出力パルスを補正します。



「その画像」








「噴射タイミングコントロールユニット仕様」



1)型式FI-CA1 単気筒用
(複数気筒対応も可能です。ご相談ください。)
2)定格電圧12V (車両用バッテリー電圧)
3)出力オープンコレクタ。設定タイミング(補正済み)をアップエッジで出力。 (ダウン時間は当社製Fi仕様に調整)
4)出力補正時間設定式(μ秒単位) 角度に計算して出力を補正。
5)制御分解能0.25°CA (採用するエンコーダの仕様により変わります。)
6)入力センサエンコーダ:標準ではA B Z相、電圧もしくはオープンコレクタ出力の物
上記記事搭載品はOMRON E6H-CWZ3E
カムパルスセンサ:近接センサ、オープンコレクタ式。
7)設定入力本体エンコーダダイアル及びスイッチで入力、液晶表示で確認。
8)設定項目噴射開始角度(1°CA単位)、出力遅れ補正(μ秒単位)、噴射終了検出遅れ補正(μ秒単位)、回転速度バー表示範囲、デフォルト設定への復帰
9)表示項目噴射開始角度・終了角度(1°CA単位、インジェクタ電圧での検出)、回転速度(R.P.M.単位)、回転速度バー表示、クランク角(低速時のみ)、エンジンアワーメータ、電源電圧



当社では、各種研究装置への燃料噴射システムの付加や、バイオディーゼル燃料などのディーゼルエンジンを用いる研究用のエンジン装置を、設計・製作させていただきます。ぜひ下記連絡先にご相談ください。

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