ホーム >> トピックス >> 2004.09.13 【開発トピックス】KSR110にもインジェクション
去る8月15日、広島県福山市でカスタムをメインに
バイクショップをされている竹並さんと岡野さんがいらっしゃいました。インターネットで検索してFCデザインを見つけていただいたとのことで、早速FCデザインにきていただき"FI"電子制御燃料噴射装置をご自身のマシンにお使いいただくこととなりました。マシンはカワサキの4MINI、KSR110です。
「KSR110?」
 これがKSRか?ってくらい変ってますが、、 |
KSR110は、元はオフロードタイプ(モタード)?のはずなのですが、このKSR110はエンジンから外装までこだわりのカスタムが施されており、完全にロードレーサーになっています。ホイールはNSRのものだとか。右の写真の状態ではタンク、シートカウルがない状態で元のKSRのシートをつけて走行しました。(完全な状態の写真はショップ様の
ページをご覧ください。) シート下からはエキゾーストマフラーが出ています。私はこの
マフラーとても気に入りました。STRIKERというそうで、とてもクォリティが高く美しい一品です。詳しくはショップさんの
ページをごらんいただくとして、"FI"周りで見ますと、
スロットルボディーはインマニにあわせて作ったスペーサーを介してつけています。
ポンプはフレームに、
コントローラーはシート下につけられています。全体的に質感が高く、ワンクラス上のマシンに見えないこともありません。
先にお送りしていたシステムを取り付けてきていただいたので、例によってまずは中根がダイアルコントローラーで確認しながらあわせていきます。慣れるとダイアルをいじっているだけで、どのあたりがあってないかわかってきます。あわせているうちに何かおかしい?と思ったら温度センサーの取付位置を間違えておられました。修正して再び走行。大体あってきました。
データケーブルがつながっているKSR110っていうのも日本でここにしかないでしょう。(多分、、、)
「空燃比は?」
 噴射時間をA/Fの色で表示しています。 |
ここで、またまた例によってA/F(空燃比)センサーをつけデータを取りながら走行します。左の写真は噴射時間のグラフ(クリックで拡大します。PNGファイル。
GIFはこちら。)で、色はA/F(空燃比)をあらわしています。12ぐらいがパワーが一番出るところです。前回と同じく、サイレンサー側から差し込んだパイプで排気を流し込むようにしているので低回転のところはリーンに表示されています。ダイアルであわせたままの状態ですが、おおむねあっていることがわかりました。このあと変えるとすると、走りこんでみてここを変えてみようかなと思ったところをいじってもらうのがいいでしょう。元のファイルがありますから、変更して「間違ったかな?」と思えばすぐに戻すことができます。つまり、比較しながらセッティングができるということです。
「例によって、、、」
 記念撮影! |
ここで私も乗ってみました。はじめの印象はカチッとしたシャーシーのおかげで、やはり4MINIよりはもう少し大型のバイクのような感じがします。このエンジンはトルクで走る感じで、回転の上昇はそれほど鋭くないのだけれど、加速は結構いいと感じました。比較的大きなボディーのこのマシンをぐいぐい引っ張っていく感じです。ここでやはり低回転速度からきっちり空燃比があわせられるFIとマッチングがいいのかもと感じました。
今回も日が暮れるまでマシンやセッティングの話題で盛り上がりました。またのご来店お待ちしています。
リンク「MC market AGE」
(タイヤ卸センター福山) 広島県福山市のバイクショップ。次はAPEに挑戦されるとか。動力計もあり、技術も確かです。
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