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ホーム >> トピックス >> 2002.2.10 Gクラフト杯4ミニドラッグ北九州カートウェイ2002開幕戦


2002.2.10

北九州カートウェイにてGcraft杯2002年度の開幕戦が行われました。モトチャンプSS1/32mileも3秒台前半を狙って加熱してきており、各エントラントもオフシーズンの改良を試す最初の場となりました。
期待を裏切らず、3秒台前半の記録が連発される中、新兵器を投入したわれわれFC-デザイン〜G-craftモンキー号は、今回はデビューのため、パワーアップによる駆動系の破損を防ぐために通常よりもハイギア-ドに設定したのにもかかわらず、3.73秒と記録を更新しました。これなら、ギア比をマッチさせ、パワーの出方をコントロールすれば、新記録も狙えると確信できる内容でした。
以下、新兵器の詳細をご覧ください。


今シーズンもお題はこのモンキー(?)から。
エンジンは前回同様、排気量114ccで武川製スーパーヘッドにインマニを介してインジェクションボディー取り付けです。
パワーの制御も調整中なので、大事を取ってハイギアード目の設定です。


新兵器の正体は「酸素インジェクション」でした。
赤のホースが酸素の出口です。
エンジンのパワーは空気中の酸素を燃焼させることで得られます。空気には約20%の酸素が含まれているので、よりたくさんの酸素を取り込むために、よりたくさんの空気を入れてやる。その目的で排気量UPやターボチャージャを使うのですが、ドラッグのように短時間ならば、直接酸素を供給してやれば...まさしくロケットのようなものです。


赤のホースのラインが酸素の通り道です。
シートの下がタンクで、その下にレギュレータと圧力計があります。
(いずれも検討段階なので製品にするときは違ったものになります。)
複雑に見えるかも知れませんが、同じ目的のターボチャージャに比べれば、シンプルで重量も軽く、しかも制御が簡単です。


これが要の酸素インジェクタ。FCデザイン特製です。
燃料と同様に圧力×開弁時間で噴射量を制御します。
コントロールはECUから行います。電子制御インジェクションであれば、燃料噴射量を追加酸素量に簡単にあわせられるが故に成り立つシステムといえます。
追加酸素量を任意に変えることができるので、エンジン・駆動系の強度の範囲内で好みの特性を作ることができます。


今回のライダーはG-Craftの瀬来さん。


いよいよスタート。緊張の一瞬です。
加速しにくいギア比のままでも記録は3.73秒で見事更新。
記録更新ご苦労様でした。



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