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Supermileage Car Challenge Hiroshima 2006
2006/8/26-27 広島県運転免許センター
大会概要
自分達の作ったマシンの性能を正しく評価したい! 厳正な競技として大会を行いたい! という思いから、手作りで開催して今大会で7回目、今年はカナダからの参加者を含め26台のスーパーエコカーが参加しました。カナダのチームはSAEが主催するSupermileageに3年連続優勝した北米最強チームです。よりハイレベルな日本の大会に参加したいということでこの広島大会を選んで自費で参加くださいました。遠く海外からはるばる参加くださるということに主催者としてとても光栄に思います。お蔭様で2日間とも晴天に恵まれカナダチームも含め、多くのチームが自己記録を更新するなど活力溢れる大会となりました。皆さんの多大な協力あってこそですが手作りながらも大会運営もスムーズに行えるようになってきました。本当にありがとうございます。来年もお会いできることを楽しみにしております。是非、またご参加くださいませ。
主催
 エコ&セイフティー  ハイウェイドライブ チャレンジ実行委員会
共催
NPO法人シンクバンク研究所高陽自動車学校モノ作り推進協会
後援 協賛
広島県教育委員会、広島市教育委員会、マツダNHK広島放送局、ユアーズ、毛利醸造、新ダイワ工業、ワンオフ工房 ヤマハ発動機、中国鉄管継手,    広工、 FCデザイン (順不動)
大会公式記録
総合優勝   ファイヤーボール          2747.2km/L
 2 位    阿波 km/l             2331.7km/L
 3 位     金沢工業大学 夢考房26   2167.7km/L



本大会の関連ニュース
「1リットルでどこまで行ける?究極の低燃費レース」                  
 (読売テレビ クローズアップニュース 20060829放送)

Supermileage Team to compete in Japan—vehicle that travels from Vancouver to Halifax on a gallon of gas goes on the road
UBC ENGINEERING NEWS

参加チーム一覧 entry list

順位 NO. チーム名 カテゴリ 1 2 3 4 5 6 7 BEST
(km/l)
   
賞典外 81 FANCY CAROL ガソリン 3182.0 3780.2 3249.0 3843.1       3843.1 FI  
1 1 ファイヤーボール ガソリン - 2527.0 2673.1 2747.2  2709.6     2747.2
FI
一般1位
2 4 阿波 Km/l ガソリン 2331.7 1916.2 2293.1 1929.5 2323.8     2331.7 FI 一般2位
3 2 金沢工業大学
夢考房26
ガソリン - - - - 2167.7     2167.7 FI 大学1位
4 11 Team GLADA ガソリン 1683.6 1862.2 2127.8         2127.8 carb 一般3位
5 12 名城大学
エコノパワークラブ
ガソリン 1105.4 1734.2 1840.0 1683.6 1729.8 -   1840.0 FI 大学2位
6 11 Team
With
You
ガソリン 1387.3 1651.6 1727.7 1508.0 - - 1596.5 1727.7 FI  
7 7 名城大学
Nova
ガソリン 1256.6 1512.9 1569.4 1341.7       1569.4 FI 大学3位
8 5 兵庫県立
但馬技術
大学校
自動車工学科
バイオディーゼル   1504.1           1536.6   バイオデイーゼル1位
9 10 福岡市立博多工業高等学校B ガソリン 1282.2 1235.4 1471.2 1066.3 1408.4     1471.2 carb 高校高専1位
10 28 UBC Supermileage Team ガソリン 1303.9 - 1281.0 1434.7 -     1434.7 FI  
11 16 みみっちーず ガソリン - 1273.9 1356.1 1395.7       1395.7 FI  
12 9 福岡市立博多工業高等学校A ガソリン 957.4 - 1009.7 1247.6 1273.9     1273.9 carb 高校高専2位
13 3 金沢工業大学
夢考房41
ガソリン 1188.8 1228.8           1228.8  FI
14 13 PASSION RESORTED ガソリン 1222.3 945.7 1165.8 1137.1       1222.3 FI  
15 14 大牟田高等学校 ガソリン - 1023.1 868.1 911.5 1082.1 1201.1 1135.3 1201.1 FI 高校高専3位
16 17 佐賀工業専門学校
エコランクラブ
ガソリン 883.1 727.1 802.8 731.7 -     883.1 carb  
17 18 島根県立
益田工・翔陽
高等学校
ガソリン 571.1 554.0 365.6 836.7 747.9 730.5   836.7 FI  
18 11 ECO Fabrica ガソリン - 774.6 - - 600.8     774.6 FI  
19 15 島根県立江津工業高等学校 ガソリン  * *769.4 550.7 637.8 607.9 639.6   769.4 FI  
20 25 篠井西中学校総合チーム ガソリン 703.8 742.7 - 732.5 739.5     742.7    
21 23 Team T.M.C.V ガソリン 387.7 401.2 420.9 460.0 590.8     590.8    
22 21 Team T.M.C.T ガソリン - - 503.5 557.8       557.8    
23 20 DAIKO OB 会 ガソリン 417.6 -           417.6    
24 22 Team T.M.C.U ガソリン - 262.4 344.1 - 353.0 370.9   370.9    
25 24 Team T.M.C.W ガソリン 248.4 312.1 248.0         312.1    
19 SIST ECORUN PROJECT バイオディーゼル                    
26 広島市立工業高校 ガソリン                  
  27 広島県立工業高校 燃料電池                  
大会レポート

昨年の大会後のアンケートの回答で最も多かったのが、コース上の小石や白線のかけらによるパンクの発生が多かったこと。昨年は昨年で何もやらなかったわけではなく、大勢のボランティアがほうきで掃除をしましたが、そんなことくらいではどうにもならないくらいたくさんありました。そこで今年は、新兵器 高出力エンジンブロアー新ダイワ工業様から、御協賛頂き、広島市工の生徒さんにコースをピカピカに掃除していただきました。最大風速90m/sの威力はすばらしく、お蔭様で今年のパンクの発生率は、かなり減ったと思います。新ダイワ様来年もよろしくお願い致します。
今年も高陽自動車学校様によるセイフティドライブ教習が行われました。ドライバーも全員がコースを試乗あるいは同乗し、指導を受けることで、より安心して競技も進めることができました。ありがとうございました。
左:D・OILとは
中、カウリングをはずしととても精悍なスタイル
コモンレール方式を搭載したディーゼルエンジンで参加の但馬技術大学チーム。レギュレーターの不具合で500気圧の噴射圧の効果を確認できなかったのが残念。修復に悪戦苦闘するも、最後は機械式噴射エンジンに乗せ変えて競技復帰した。
←ついに目標の1000km/Lを大幅に超える1395km/Lを記録したみみっちーずチーム。
料金所を利用して、完全無風での全重量計測は、正確無比。但馬技大OBと江津工業高校OBで計測担当下さいました。毎年経験を積んで、少人数でも作業は、テキパキ、スムーズでしかも厳格。2日間お疲れ様でした。
左:1840km/Lを記録し、2000km/Lに王手のかかった名城大学さん。まだ、マシンのポテンシャルを十分引き出しているとは言えず、今後の活躍が益々楽しみになってきました。
中:佐賀工業専門学校さん、真っ赤と黒のカウリングは、とても印象的、目標の1000km/Lまでは後一歩。
右:新型車がエコ電カーになったため、新型車で参加できなかったという博多工業高校さん。来年は、新型車で記録更新に期待がかかります。
左:PASSION RESORTED チーム。カラーリングが変わったように見えますが、同型の旧品と変えたとのこと。
中:初参加の岡山県津山工業高校さん
右:博多工業高校さんのランデブー走行
左:FANCY CAROL 大会前のエンジン試験では、これまでの最高性能を計測し、準備万端だったが、外気温が高かったためかエンジン不調になり、全4回のトライヤルでいろいろセッティングを変えながら、4回目に3843km/Lの記録。
右:ファイヤーボールは、カーボン製のホイールに変更し、軽量化により記録にチャレンジ 2747km/L.。
左:マニアックなブランドメガネ、コンセプトYを賞品として提供くださいましたワンオフ工房ことチームGLADAさん。その太っ腹がよかったのか自己記録を大幅に更新し、2127km/Lを達成
右: やっとのことで試作完了した完全自作エンジンは大会前日に損傷し、旧型エンジンで参加した金沢工大さん。来年が楽しみです。
夜の技術交流会では話が尽きませんでした。みなさん楽しそうです。


 
●他のチームの大会レポート…
 名城大学さん
 但馬技術大学校自動車部さん
 金沢工大夢考房さん
  UBC Supermileageさん
 みみっちーずさん
参加下さいましたチーム方々とそのマシン
記録的には昨年並みの2747.2Km/lでしたが、今年初レースの泰ちゃんが1年ぶり2度目の優勝となりました。また2日目最後にグラーダさんの美しいマシンに乗せていただき、2100Km/lオーバーと大活躍でした。この件は中根さん、グラーダさん、FBの3者了解の上での記録挑戦でした。皆さん、ご理解ください。今回のマシン仕様ですが、IRCタイヤを昨年より更に研削し、ハブベアリングにセラミックスを採用し、フロントリムをカーボン(2本で1.5Kgの軽量化)を採用し、チューブにラテックスを採用しました。これらの効果は数字には表れませんでしたが、鋭い観察力を持つ村野先生によれば、転がりは良くなっているそうです。2000Km/l台に4台がひしめくハイレベルな大会でしたが、来年はどのチームが3000Km/lに届くか、興味津々です。今年と同じタイムスケジュールであれば車検のお手伝いも出来ますのでよろしくお願いします。(何もすることがありませんので負担にはなりませんので、)

今回は「G.E. ALTiC」、「GoldenEagle 06」 2台での参加となりました。 「G.E. ALTiC」は主に2年生が担当し、3年生は新車「GoldenEagle 06」を製作しました。「G.E. ALTiC」は昨年高記録を記録し期待していましたが、燃料系、電装系のトラブルが発生し、思うようにレースが出来ませんでした。でも2日目、最後のアタックで記録を残す事ができました。 一方、「GoldenEagle 06」はオリジナル設計エンジン(35cc)で参加する予定でしたが、大会直前のトラブルで急遽サブエンジンに載せ変え参加しました…これも何とか完走し、記録を残すことができ良かったと思います。 後輩への技術伝承、製作計画など、多くの課題が見えた大会でした。来年は必ずオリジナルエンジンで参加したいと思います。FCさん、FBさんに追いつけるよう頑張ります!!

苦節11年やっと2000km/lを超える
記録を出す事ができ 記録としては最高の大会となりました。
皆さんに色々お世話になりっぱなしで、反省もしなくてはいけない事も
多々ありました。皆さん本当にありがとうございました。
来年は、色々頑張りますのでよろしくお願いいたします。

バーベルの重りで作ったベンチテスター(作り直し必要)で入念?にセッティングしてきた
成果が表れたのでしょうか?6○kgの坂本ドライバーが1683km/lの高記録を達成!
2日目はキャブの調整とフロントタイヤにエアーホースを繋ぎ空気量を増やしてトライ、
結果1862km/lのグラーダ新記録。そして最後に昨日のバーベキューで意気投合した
泰ちゃんに乗ってもらって涙、涙の2127km/l。うれしー。泰ちゃんありがとぅ!!
ずっとキャブでやってきたチームグラーダですが新メンバーの藤田がエレキに詳しい
のでFIに移行のムードも・・でもキャブで記録伸ばすのもカッコイイかも。う〜ん、新たな悩み。

今大会では、コモンレール用ソレノイドインジェクタを用いた電子制御ディーゼルを実戦デビューさせました。1日目はすこぶる絶好調で記録更新にわくわくしていましたが、2本ともパンクでリタイヤ、2日目には絶好調のエンジンがいきなり絶不調!原因は、開発段階から問題を抱えていた安全弁でした。事前に対策を施し、何とか使えるようにはしたのですが…非常に残念な出来事でした。昨年のエンジンに載せ替えることにより何とか走行記録を残すことができましたが、非常に不本意な記録で悔やんでおります。しかし、2日間の大会をとおし学生たちが大きく成長したことに大きな収穫があったと思います。この春入学した4名の学生たちは、何も分からないまま開発・準備をしており、実のところ学生たちがきちんと作業出来るか不安でした。しかし、大会2日目のエンジン換装では、目の色を変えて作業をしていたので少し嬉しかったです。来年の当チームはひと味違うと思いますので、皆様楽しみにしておいて下さい。最後に、大会関係者、ボランティアの皆様大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
The UBC Supermileage Team was very pleased to be part of this great competition. The other teams were very friendly and their engineering skills were very impressive. Congratulations to all the teams on their achievements and you should be proud of yourselves. We have learned many great lessons from you all.
 Thanks to everyone for their hospitality, especially to Mr./Mrs. NAKANE & family, and everyone at FC-design. Your generous assistance made this fantastic trip possible. This is a life-changing experience that we will never forget!
DOMO DOMO DOMO ARIGATO GOZAIMASU!!!
広島大会には3度目の挑戦になりますが、初出場時から1000 Km/Lを超えることを目標としていたので 、今回の1395.7Km/Lの記録は、大変嬉しく、驚いた成績でした。大会2ヶ月前より毎日深夜に及ぶ作業の甲斐がありました。ウチのチームは、ごらんの通りの家族チームでドライバーは奥様、メカニックはお父さん、まだまだ邪魔しかしないチビ達と非常にエコランをするには厳しい条件ですが、まだまだ先を見て続けていきたいと思います。また、チビ達を他高のOBさんにうまく面倒を見てもらって助かりました。ありがとうございました。今回、新たな発見もありましたので、 さらに精進して来年は、もっと先まで、いけるようにしますので、今後もよろしくお願いします。 最後に楽しいスイカ割の時間を作っていただきありがとうございました。 来年も何かおみやげ持っていきます(笑)。 

 

大会運営関係者の皆様、お疲れ様でした。並びにありがとうございました。PASSIONは今回で3回目ですが、今回の参加目的は新メンバー3名が加入したことによる新人教育、そして来年以降の開発項目確認の2点。そのために10項目以上のテスト計画を予定していたものの、会場に到着してからあちこちにトラブルが続出し、まともに走らせるので精一杯でした。当然、昨年の記録にまったく届かないままに終了となってしまいました。一方、現場でのトラブルシューティングが新メンバーに刺激を与え、むしろ活気づいたことは大きな収穫となりました。来年は入念な事前準備と新アイテムで自己記録更新に臨みたいと思います。
広島大会お疲れ様でした。
私たちも3年目の参加となりました。1日目は記録が伸びず、心配しましたが、2日
目に目標としていた1200kmは達成し、ホッっとしました。
しかし、年々、車両は安定しては来ているのですが、今ひとつ、記録の伸びが期待で
きなくなってきています。トップチームは、どんどん2000km超を達成され、1000km
付近で競っていたみみっちーずさんも1400kmに迫る勢い・・・・
我々も精進すべきと感じました。
2サイクルエンジンで挑戦」の元年として記録が残せたことについて皆様に感謝いたします。車検や競技でご迷惑をかけたと思います。来年からは邪魔にならないような配慮や大会へのボランティア参加を希望させて頂きます。エンジンのほうもさらなる低燃費型に進化させてゆくつもりです。今後ともよろしくお願いします。
今年も参加させていただきました。江津工業高校の場合、この広島大会が一番近い場所での大会であり非常に親近感を持って参加しています。毎年、生徒の保護者も応援に来られ、感激して帰られます。また、Hondaエコ全国大会出場の前哨戦と位置づけ車の調整を行っています。大会は、いつも本部の皆さんのおかげで楽しく参加させていただいていますが、免許センターを借りることについて、非常に苦労されていることがわかり、私たち参加者もいろいろな面で協力していかなくてはいけないと改めて感じました。今回、ディーゼルエンジンなどの参加もありましたが、私たちのような工業高校としましては、公開できる範囲で生徒たちに技術の説明会などしていただくと喜びます。

 

今大会は非常にレベルの高いもので、大いに刺激を受けました。中学校で本格的にエコランをはじめて4年目ですが、中学生には一からクルマ作りをさせています。今回は、高校生が出場しましたが、彼らは卒業して趣味として活動をしながら中学生にいろいろなことを教えてくれています。この大会で学んだことを長野へ持って帰り、中学生のクルマ作りがレベルアップできるようにがんばります。そして来年は中学生のチームが参戦できるよう準備します。
毎年、レースの運営準備以外にも海外チームの受入れをサポートしております。車両の輸出入調整や運搬、チーム員の宿泊や作業場所の提供などで、レース前の1週間は、それだけで大忙しです。そんな中でも、エンジンの最終セッティングと性能評価だけは、レース直前に確認しております。広島工業大学さんでの試験結果は、これまでの最高性能であり、それ以外にも、今年はリヤホイールリムのCFRP化による軽量化、ボディ各部の空力処理の修繕などを行っており、後は天候次第というところでレースを迎えました。初日の天候は、これまでにない晴天高温であり、路面のアスファルトも手で触れないほど熱く、最高のコンディションでした。高まる期待でスタートした1回目は、どういうわけかエンジン不調で、過去最低記録。16.5の高圧縮比エンジンが高温下でプリイグを起こしたのか?よくわかりません。少しリッチにして燃焼温度を下げたり、毎回セッティングを変えながら、4回トライヤルしてやっと例年並の記録になりました。残念です。来年は、これまで検討してきたエンジン構想を具体化して、記録の更新に挑戦したいと思います。
… お 礼 …
自分達で作ったマシンの実力を正確に測りたい、本格的な競技として大会を開きたい。そんな思いではじめたレースが日本全国から26台、CANADAから1台参加の国際レースへと発展しました。オフィシャルも参加チームで分担するなど参加下さいました方々の協力無しでは成り立たない大会ですが、来年も競技を楽しんで頂けるよう一歩一歩前進して参ります。本大会への参加御協力ありがとうございました。来年も皆様の参加をお待ちしております。UBCの皆さんまた、来年もぜひ参加してくださいませ!
Thank you very much joining our supermileage challenge Japan, we were very happy compete with you. And we are waitng you will come back again. You are very welcome. See you next year!!