Super Mileage Car Challenge Hiroshima — 大会レポート 第8回 2004年大会
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日本のもの作り、技術者の育成を祈って

Supermileage Car Challenge Hiroshima 2004

2004/8/28-29 広島県運転免許センター

自分達の作ったマシンの性能を正しく評価したい!厳正な競技として大会を行いたい!

という思いから、手作りで開催して今年で3回目、韓国チームを含め25台が参加しました。

超大型台風16号が接近する中で、天候が危ぶまれましたが、結果は地元FANCY

CAROLが前人未踏の4000km/L台、

4079km/Lの世界新記録を樹立しました。

参加した多くのチームも自己記録を更新するなど活力溢れる大会となりました。

2004年大会

主催 / 共催 / 後援・協賛
主催
Super mileage car contest Hiroshima 実行委員会
共催
NPO法人シンクバンク研究所高陽自動車学校モノ作り推進協会
後援・協賛
広島県教育委員会、広島市教育委員会、 NHK広島放送局、メディア各社、 学校法人鶴学園日晴金属、関西X線、 ヒロテック、ユアーズ、毛利醸造、カキダ、 米清広工FCデザイン (順不動)

大会公式記録
2004年大会

総合優勝 ファイヤーボール 2811km/L
2位 チームグラーダ 1759.5km/L
3位 福岡市立博多工業高等学校A 1649km/L

本大会の関連記事、ニュース


大会詳細 — フォトレポート
TOTAL RESULT — 第8回 2004
順位 NO. チーム名 カテゴリー 1 2 3 4 5 6 BEST 点火 備考
賞典外 81 FANCY CAROL ガソリン 4067.6 4079.1 3913.7 4079.1 FI 世界新
1 1 ファイヤーボール ガソリン 2711.7 2706.7 2811.8 2811.8 FI 一般1位
2 2 チームグラーダ ガソリン 489.9 936.7 814.4 1721.8 1759.5 1759.5 carb 一般2位
3 4 福岡市立博多工業高等学校A ガソリン 1508.4 1649.3 1603.6 1619.8 1340.8 1429.5 1649.3 FI 高校高専1位
4 23 広島市立工業高校B ガソリン 773.1 1636.2 533.8 1449.5 1211.8 1636.2 FI 高校高専2位
5 21 兵庫県立但馬技術大学校 自動車工学科 ディーゼル 1414.2 1560.4 1631.7 1631.7 ディーゼル1位・日本新記録
6 19 名城大学 NOVA ガソリン 1301.0 1594.8 1594.8 FI 大学1位
7 3 Team WithYou ガソリン 1261.4 1107.9 1289.5 1483.7 1483.7 FI 一般3位
8 8 福岡市立博多工業高等学校B ガソリン 1186.0 1067.1 1283.7 1020.5 882.4 1283.7 carb 高校高専3位
9 6 名城大学 エコノパワークラブ ガソリン 1209.7 1235.5 1235.5 FI 大学2位
10 20 チーム エコ(大牟田高等学校) ガソリン 1131.3 1167.8 1214.8 1161.2 1137.5 1214.8 carb
11 13 ECO Fabrica ガソリン 1119.1 1054.7 1115.6 NG 1119.1 FI
12 22 PASSION<RESORTED> ガソリン 1017.6 887.8 1094.5 1094.5 FI
13 11 益田工業高校 工作部 ガソリン 684.0 671.3 936.0 1088.8 853.3 1088.8 FI
14 5 名城大学 MEIJO-07 ガソリン 981.1 19.5 981.1 carb
15 12 ECO Fabrica 2 ガソリン 932.4 820.9 958.3 860.9 931.8 958.3 carb
16 16 みみっちーず ガソリン 715.8 813.1 934.2 934.2 FI
17 9 全北大学校 MechaTronics 自動車研究チーム ガソリン 786.6 861.9 673.2 14.2 861.9 carb
18 10 島根県立江津工業高等学校 ガソリン 853.8 822.8 798.3 853.8 FI
19 7 広島市立工業高校A ガソリン 827.5 827.5 FI
20 17 STI(松江工業高等専門学校) ガソリン 240.6 229.1 240.6 carb
14 久留米工業大学A ガソリン NG carb
15 久留米工業大学B ディーゼル NG
18 IWATA(松江工業高等専門学校) ガソリン NG carb
24 team DAIDO 燃料電池 NG

左:但馬技大の国内初ディーゼルカー。ヤンマー直噴ディーゼル200ccを新型車に搭載し1631km/Lの日本記録樹立。 中:韓国の強豪、全北大学メカトロニクス自動車研究チーム

右:タイヤ外出しでもコンパクトにまとめたボディ形状はかなりの惰行性能を発揮し、1636km/Lを記録した。完全フルカウルのボディなら2000km/Lは確実? 中:前輪をハの字にレイアウトしてコンパクトなフルカウルボディにまとめた名城大のニューカー。マシンのポテンシャルはかなり高そう。

左:広島発のエンジンメーカー新ダイワさんの開発者チーム。量産品のままのリコイルスターターで参加。

左:福井の有名メガネデザイナーグラーダさん。高性能ボディが美しい。 中上位チームがFI化する中、あくまでもキャブにこだわる?1日目はオーバーフローで絶不調だったが2日目の挽回は立派でした。

右:今年も料金所で燃料計測をしました。完全密閉で風の影響を受けず、全重量で0.01g単位の計測を行いました。 但馬技術大学校の先生方、2日間大変ありがとうございました。

エントラントと共に0点を確認してから計測。正確無比。 物理的な計測以外にも今回から、2000km/Lを超えるチームには、スタート前の燃料計測からゴール後の燃料計測まで不正がないか監視するベテランのお目付け役を配置した。厳格な競技としての運営をさらに向上させた。

中:初参加の大牟田高校さん。1000km/L突破。九州には、元気なチームがたくさんおられますので参加をお待ちしております。

左:愛知からお越しのTWYさん。どういう訳か今年もトラブル多発。本領発揮が待ち遠しい。 中:スタート係は江津工業高校OB北田さん。安全かつスムーズな出走管理ありがとうございました。 右:全重量計測で1649km/Lの実力は高校クラス日本一といってもまず間違いないでしょう。博多工業高等学校Aチーム

各チーム記録を大きく伸ばしていましたが、天候は曇り。もしこれが晴天だったなら、路面温度が10℃位上がり、もっと伸びたと思われる。

超高性能ボディの持ち主、名城大NOVA号。とても奇麗に上手く作っておられます。 EVとエンジンレースを掛け持ちで転戦中、エンジンでは熟成が足りず思うような記録が出せないようでしたが、1594km/Lの記録で大学1位。今後の熟成で大幅な記録向上が期待できるマシンです。

お母さんはやくかえってきてぇ!の声が聞こえたのか。疾走するママさんドライバーみみっちーずさん。 滋賀県からの参加ありがとうございました。

中:優勝したFB号に乗るのはゲトリーベの名ドライバー泰ちゃん。経験豊富、的確なドライビングで監督要らず? 東京からの参加ありがとうございます。来年は是非、御大ゲトリーベの参加をお待ちしております。

カウルを新調したECO FABRICA号。旧形状を受け継ぐ美しい形状で1000km/L突破。

中:但馬技大のピット。美しいボディとディーゼルエンジンにたくさんの人が集ってきました。 右:FB号の作りのよさ、美しさは絶品、一見されるべし。愛知からの参加ありがとうございます。

中:韓国全北大学校チーム。さわやかな好青年達とは、奥様ドライバーの評。 今回は、エンジン不調に悩まされているようでした。自己記録更新ならず。来年もぜひ御参加くださいませ。

中、右:自作エンジン搭載車で静岡からの参加のPASSIONさん。コンパクトに設計されたエンジンは、熱効率もかなり高いそうです。 今回は調子が出せなかったようですが、今後の活躍がとても楽しみなチームです。

左:ピット風景

中:この二人がくぎ付けになった怪しい視線の先は? 答えは、下の写真です。

デモンストレーションで走行くださいましたPANASONICデオトライド電池カー マシンの美しさもさることながら、視線はドライバーへ。

今回初参加の燃料電池カーで参戦されたのは大同メタル工業の高木さん。1周多く走ってしまいリタイヤとなってしまったが、参考記録は、ガソリン発熱量換算1574km/Lでした。1周オーバー分を補正すると1771km/L。燃料電池恐るべしです。

中:出走前のFANCY CAROL号 右:200ccディーゼルの強大なトルクに耐え切れずチェーン外れでリタイヤ。

FANCY CAROL号のゴール後の燃料計測状況。3.55g(4.7070cc)消費して4079.1km/Lの世界新記録。

●他のチームの大会レポート…

みみっちーずさん Team With Youさん FCデザインさん 全北大MechaToronics teamさん

参加下さいましたチーム方々とそのマシン

今回は4名の登録ドライバーのうち2名と共に参加させて頂きました。 泰ちゃん(某チームの所属で鈴鹿、茂木共に優勝経験があります。)村野先生(某高校でエコラン活動をされており、走行データーより、あのインジェクターとこのインジェクターでは噴射量○○μLの差がありまねと鋭い観察力の持ち主です。) 3回目のトライでラップが安定し、限りなく3000Km/lに近づいたと思ったのでが、スロットルバルブにゴミを噛みこんで全開にならなかったようで、残念でした。風の強くなった最終4トライ目で泰ちゃんが頑張りそれまでの記録を更新してくれました。 今回の2名ドライバー制は情報を最大限に活用でき、来年もこの体制で挑戦いたします。

グラーダは一日目はキャブレターのオーバーフローという初歩的なミスが電磁バルブが付いていることで見つけられずに落胆の初日でした。 2日目は朝から帰ろうと思っていたのですが、バーベキューで気持ちを持ち直し,ワントライだけやってみようと電磁バルブを外しフロートバルブを掃除して1721Km/L出ました。この記録で元気になりツートライ目で1759.5kmを出しました 。 バーベキューはこの大会の目玉ですね!今後も是非続けてくださいね(^^)

念願の1500を超え、1700にも手が届くところまで来ました。 この大会を私たちは記録会ととらえています。記録への挑戦も、作業やメンテナンスの時間を短縮すれば、5回以上チャンスがあります。私たちが一番数多く走ったのではないかと思いますが、ドライバーも嫌がらず自己記録に挑戦し続けました。 ドライバーからの意見で、空燃比を変えたり、噴射マップを変えたりするわけですが、ドライバーのコミュニケーション能力も要求されます。 暑い中、みんなご苦労様でした。 We Challenge 2000!のかけ声のもと、がんばってくれる生徒たちと一緒の活動は何とも言えない喜びに満ちています。  来年は、2000を超えることができるかも知れないと思うと今からうきうきしてきますが、新型マシンを作りたいという誘惑もあるし悩みの多いオフ・シーズンになりそうです。

懸念された台風の影響も最小限で済み、今年も盛り上がって良かったですね!大会運営にもっと貢献できれば良かったのですが・・ 今年は2カーエントリーで地元の面目をと思ったのですが・・97車はエンジン不調が直らず1回のトライでした。緑の91年車は快調でした。 1回目はドライバーの完熟が目的でした。2回目は勝負に出て期待以上の数字が出ました(あの車の限界性能?)3回目は3ラップ目に右前輪がパンクして、そのまま走った記録です(そのわりにはすごい?) 2日目は、空燃比のセッティングを誤りましたね。 何はともあれ、楽しい3日間でした。また来年お逢いできることを願っております。 PS.ディーゼルに負けたく無いなあ・・・・

製作に随分時間を要してしまいましたが、暫定仕様ながらやっと新型車をデビューさせることができました。 また、今回はヤンマー株式会社様のご協力でディーゼルエンジンを搭載し、目標の1500km/Lを越え無事日本記録を樹立することができました。 関係した皆様に感謝の気持ちを込め、御礼申し上げます。実のところ、今大会では鮮烈なデビューを企んでいたのですが…全体的にレベルが上がっていて企みどおりになりませんでした。 しかし、改善点など多く発見することができましたので、早速改良作業に取りかかりたいと思います。 今後は、エンジン評価と試験走行を繰り返し熟成させますので、来年の大会でお会いできることを楽しみにしております。目標は2000km/L越えとファイヤーボールさんの後ろにつくことです。来年もよろしくお願い致します。 最後に、夜のバーベキューではうちの学生がご迷惑をお掛けしたと思います。お許し下さい。しっかりと教育して、来年はお行儀良く楽しませます。

広島大会はTWYの活動の目標になっています。厳正な燃料計測、競技の運営の基本はボランティア、親睦を深め情報交換できるバーベキューと何から何まで協力して作り上げていると言った感じです。この大会で毎年記録を更新していくことをテーマにこれからもがんばります。 今大会は二日目は無いと思っていましたが台風の速度が遅かったために二日目を走ることができ記録を更新することができました。来年もがんばるぞ!!

今回初めて参加させて頂きました。全チームが、1000キロ超を目指せるような、ハイレベルな大会に、びっくりしました。 私たちも1回目の走行で、いきなり念願の1000キロ越えを達成し、他チームに圧倒されぎみだった生徒も俄然やる気を出し、少しずつ記録を伸ばし、結果1200キロオーバを達成できました。 正確な記録測定・走りやすいコース・有意義なバーベキュー懇親会とすばらしい大会だと思います。是非来年も参加させて頂きます。

主催者及びボランティアの皆様、大会の開催、大変ご苦労様でした。おかげさまで大変楽しい2日間を過ごすことができました。ありがとうございました。 青色の車は目標であった1000キロを突破、当チーム記録更新となりました。銀色の車はバッテリィなし、Made in Hiroshimaの草刈機エンジンで、エンジンの設計者が自ら運転して1000キロ突破を狙いましたが、あとわずかでした。

Passionは初めて参加しましたが、参加者の都合を第一義に考えた素晴らしい大会でした。 また大会関係者の方々、他のチームのみなさん、色々とお世話になりました。ありがとうございました。 今回は自己記録を更新することが出来ず、悔しい結果になりましたが、これをバネにマシンの改良に取り組んでいこうと考えています。

暑い中大変お世話になりました。 広島では現役よりOBの参加が多く、レースよりBBQを楽しみに毎年遠征に参加しています。OBは来年も是非参加したいとのことですのでまたお騒がせするかもしれませんが、よろしくお願いします。

大会前の1週間は大会開催準備に追われ、マシンの最終調整は、KITの沼田さん(彼は大学生とは思えないほど知識、経験豊富なスーパーエンジニアです)が行ってくださいました。 エンジンの熱効率試験では、これまでと違う特性が出てきて、どこかに異常が発生したのか、改良の結果変わったのかの見極めができず、最後まで納得ができるセッティングが決められませんでした。その上、レース前日にはこれまで一度も経験していない電気系のノイズトラブルが発生し、レース初日の午前中に漸く直りました。 また、大型台風の接近で天候も良いとは言えず、どうなるかと思っておりましたが、念願の目標だった4000km/Lを超えることができました。 思うように開発が進まなかっただけにこの結果にはとてもうれしく思います。

左:韓国チームと一緒に記念撮影。今回も国外チームは、韓国だけですが、来年はフィンランドチームが参加します。(今年参加予定でしたがもう少しのところで準備が足りず参加できませんでした。) 中:台風でフェリーが欠航となり、大会後3日間、FCデザインに宿泊されました。とても楽しい日韓交流ができました。ありがとうございました。

… お 礼 … 自分達で作ったマシンの実力を正確に測りたい、本格的な競技として大会を開きたい。 そんな思いではじめたレースが日本全国から24台、韓国から1台参加の国際レースへと発展しました。 オフィシャルも参加チームで分担するなど参加下さいました方々の協力無しでは成り立たない大会ですが、 来年も競技を楽しんで頂けるよう一歩一歩前進して参ります。 本大会への参加御協力ありがとうございました。 来年も皆様の参加をお待ちしております。

日本のもの作り、技術者の育成を祈って