ホーム お問い合わせ
Supermileage Car Challenge Hiroshima 2003
2003/9/22 広島県運転免許センター
大会概要

昨年は手作りながら全重量計測という本格的な競技運営を日本で初めて行いました。 参加者からは高い評価を得てその波紋は全国の諸大会に及んでおります。
第2回となる今年は広島県運転免許センター内の高速教習路を使用して、世界で最も記録に挑戦できる大会として運営致しました。
結果は期待通り地元FANCY CAROLが3962km/Lの世界新記録を樹立し、参加した多くのチームが自己記録を更新するなど活力溢れる大会となりました。
また昨年と同様、参加費無料で技術情報交流、各チーム間の活動交流にも重点をおいて行うことができました。
主催
Super mileage car contest Hiroshima
実行委員会
共催
NPO法人シンクバンク研究所
高陽自動車学校モノ作り推進協会
後援 協賛
広島県教育委員会NHK広島放送局
 メディア各社、大野グループ、   
 学校法人鶴学園新ダイワ
バルコムモータース
カキダ、ユアーズ、 
名酪グループ(スジャータ)
、広本商店、
轄L工
FCデザイン (順不動) 
コース使用料など主催者の費用負担が大きくなりましたので資金スポンサーを募集しております。1万円/口〜御協力頂ければ幸いです。
お申し込みお問い合わせはこちらまで。
大会公式記録
優勝FANCY CAROL 世界新記録3962km/L(右)
2位 FIREBALL     記録2440km/L(左)
3位 HIROSHIMA3   記録1560km/L

本大会の関連記事、ニュース
 

記録(km/L)

 
順位 NO. チーム名 1 2 3 4 5 6 BEST MPG 計測方法  
1 81 FANCY CAROL 3837 3888 3962       3962 11195 全重量 FI 世界新
2 3 ファイヤーボール 2349 - 2440 2411     2440 6894 全重量 FI  
3 13 HIROSHIMA3 1457 - 1560       1560 4408 全重量 FI  
4 5 チームグラーダ   803 1426       1426 4029 全重量 キャブ  
5 2 Team With You - - - - - 1382 1382 3905 全重量 FI  
5 14 阿波km/L 899 1173 1382 1022     1382 3905 全重量 FI  
7 1 福岡市立博多
工業高等学校A
1343 - 1302 1276     1343 3794 全重量 FI 高校1位
8 8 名城大学 MEIJO-07 1227 1265         1265 3574 全重量 FI 大学1位
9 9 名城大学 MEIJO−2000   1229         1229 3472 全重量 FI 大学2位
10 16 広島市立工業高校 811 1051 984 1156     1156 3266 全重量 FI 高校2位
11 15 福岡市立博多
工業高等学校B
858 1111 1013       1111 3139 全重量 キャブ 高校3位
12 82 全北大学校 MechaTronics
自動車研究チーム
948           948 2678 トップアップ キャブ 大学3位
13 4 島根県立江津工業
高等学校
554 721 835 887     887 2506 全重量 FI  
14 12 益田工業高校 工作部 495 460 643       643 1817 トップアップ キャブ  
15 7 ECO Fabrica 2 - 630         630 1780 全重量 キャブ  
16 6 ECO Fabrica - - - - 589   589 1664 全重量 キャブ ベストドライバー賞
17 10 久留米工業大学A 472           472 1334 トップアップ キャブ  
18 11 久留米工業大学B - - -       - 全重量 FI  
大会レポート
左中:直線が1kmあるコース反対側まで見えません。大会両日とも風が少し強かったですが晴天の大会日和でした。
右:今回車両製作が間に合わず、自主的に大会役員として参加頂いた壱馬力のメンバー。
   2日間大変御世話になりました。来年は新型車で是非参加くださいませ。
麦わら帽子がとても涼しそう。真夏の広島大会には必需品になりそうです。
左:マツダのエンジニアチームのHIROSIMA3今回は3位に甘んじたが今後は?妥当FBが目標だそうです。
中:徳島から参加の阿波km/L。独特のフォルムが強烈な存在感を漂わせています。作り込み、品質はぴか一です。このセンスでフルカウルボディを作ったら、考えただけでもワクワクします。
1日目の夕方は近くの公園でバーベキューとキャンプ。皆さん手際よくテントを建てられてました。
お子様から大人までとても盛り上がってました。特に日頃話すことのできないチーム間の交流は格別。時が経つのも忘れました。
家族で参加のチーム、とても微笑ましい。
両日とも午前中は高速コース体験走行が高陽自動車学校様によって行われました。最新道交法の質問や運転アドバイスなど、かなり為になったと思います。 
ここで質問です。軽自動車は自動車専用道路で100km/hで走ることができる?
高陽自動車学校様では受講者の安全を第一に全車BMWで教習を行っておられます。
中:オレンジ色のユニホームはTeam With Youさん(TWY)。 炎天下の中、車検担当お疲れ様でした。
左右は昨年の覇者 博多工業高校FIとキャブの2台で参加
コーナーリング中の各マシン。F1マシンのようにかっこいい!!
左:TWY
中:ファイヤーボール(FB) 未完成状態の昨年に比べ大幅に記録向上(2440km/L)した。
   ハンドル回りや内部構造など作りの良さは絶品、一度は見るべし。まだまだ本調子とは言えず今後の記録向上が楽しみです。
右:韓国 全北大学校 メカトロニクスチーム。 
   博多工業高校岡本教頭先生の粋な計らいにより、参加くださることなりました。全北大学校の参加により本大会も国際大会としてのスタートを切りました。
左:TWY 猛暑の中、エンジン不調に悩まされながらも最後の最後に1382km/Lを記録。
   マシンのポテンシャルを出し切れず残念がっておられました。
中:博多工業高校 FI搭載車 現在はシャーシーローラー上での実験をメインに活動を行っており、高校トップの実力を持つ。
   セッティングが出ないといいながら、1343km/Lの実力は立派。セッティングが煮詰まったときが楽しみだ。
右:新ダイワ ECO Fabrica 
左:長年活動を休止していた広島市工業高校も参加下さいました。高校トップクラスの実力は今も健在。高校クラス2位 1156km/L。
   大会本部で使用していた発電機を直して頂いたり、元気な学生さん達の活動がとても印象的でした。
中:今年から活動を開始した島根県益田工業高校。初レースにしては上出来?。
右:博多工業高校 キャブレター搭載車 今回キャブレターの実力を正確に測りたいということで全重量計測で計測
左:韓国 全北大学校 メカトロチーム 韓国のトップチーム、この広島大会で得たものを今後の飛躍にしていきたいとのこと。
   これからが楽しみです。
中:新ダイワ ECO Fabrica2 芝刈り機用の自社4サイクルエンジンで参加頂きました。小型エンジン開発のプロ集団。
右:料金所を利用した燃料計測室
  今回の厳正な計測は但馬技術大学校さんが御担当下さいました。 2日間お疲れ様でした。
左:FI車の全重量計測 全燃料系の重量を0.01g単位で計測。
   各チーム共、FI方式は全て高精度な計測が行えるエアー加圧式で参加頂きました。
   来年はキャブレターの計測も全重量方式に一本化致します。
中:久留米工業大学B
右:江津工業高校 今年からFIを搭載し1000km/Lまで後わずか。
左:チームグラーダ  今回1人で福井から参加。ドライバーは江津工業高校の生徒さん。
   出来上がって間もないマシンは、まだ試走の段階。今後どんどん記録が伸びそう。
中:阿波km/L
右:名城大学 MEIJO−07 大学クラス1位。
左:久留米工業大学B 10年ぶりにマシンを動かし、本調子になる前に競技が終了してしまったとのこと。
   他にもソーラーカー、ハイブリットカー製作などエコカーの製作実践教育にとても熱心な大学チームです。
中:名城大学 MEIJO−2000
右:久留米工業大学A
左:名城大学 MEIJO−2000 どうして高性能マシンNOVAを持ってこなかったのでしょうか。もし持ってきていたら順位がおおきく変わっていたに違いない。村上研究室のエコカー研究は素晴らしい成果を上げている。
中:右:FANCY CAROL(FC) 2週間前のスコットランド大会で焼き付きクランク折損したエンジンを修復して参加。チタンコンロッド、クランクの軽量化など往復運動部分、回転部分の重量をさらに軽減して記録向上を狙った。
左中:燃料計測付近では各チームとても緊張した面持ち
右:韓国 全北大学校チームはとても研究熱心だ。FANCYCAROLのドライバーとの記念撮影。
左:FB号とFC号 車高の違いに注意。わずかの差ではあるがこれも記録の差に影響した??
中:1,2位のFB号とFC号とそのメンバー
右:↑+韓国 全北大学校チーム
韓国チーム出航の8/26(火)17:00まで日にちがありましたのでFCデザインで宿泊して頂きました。2日間、広島観光、BBQ、FC号の実車、エンジン、FI紹介等、楽しい国際交流、技術交流を行うことができました。全北大学校のみなさんはとても研究熱心でした。来年も開催しますので是非御参加くださいませ。また、来年は韓国以外の国外チームにも声をかけますので、皆さん楽しみにしていてください。

 
… お 礼 …
自分達で作ったマシンの実力を正確に測りたい、本格的な競技として大会を開きたい。
そんな思いではじめたレースが日本全国から17台、韓国から1台参加の国際レースへと発展しました。
オフィシャルも参加チームで分担するなど参加下さいました方々の協力無しでは成り立たない大会ですが、
来年も競技を楽しんで頂けるよう一歩一歩前進して参ります。
本大会への参加御協力ありがとうございました。
来年も皆様の参加をお待ちしております。
来年の予告
  開催の案内は年末までには行う予定です。
  国際レースとして、国際基準に合致したレース運営を行うため、
  以下の車両規則を追加する予定です。

    1)4点式シートベルトの装着
    2)警笛(ホーン)を装着し、他車の追抜き時に鳴らす。
    3)スターターランプの装着。
      車両の両サイドから見える赤色25W球をスターターモーターと連動して、
      光るようにする。
    4)燃料計測は全て全重量方式で計測。

  また燃料電池クラスも設定致します。是非御参加くださいませ。

世界新記録を奪還したFANCY CAROL。
走行ビデオはこちらをクリック(120k)