FancyCarol is Ecomarothon Team in Japan
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FancyCarol
Challenge to England ECO-MARATHON 2003
England ECO-MARATHON 2003への参戦記
大会公式結果 * Official Results
レース参戦概要 * Outline of Our Challenge
写真集 * Photos
Special thanks!この度の海外遠征に対し、御声援、御協力を頂きました皆様に厚くお礼申し上げます。
Thank you very much for all your help and cheering to our activity and England trip.

高陽自動車学校 プラディア 広ガスハウジング マイクロロン バルコムモータース 株式会社セイワ技研 
ストレート 
Ford
ロッキンガムサーキットで FANCY CAROL 2位 記録3344km/L
We got 2nd place at Rokingham circuit. The record was 3344km/L
優勝は今年絶好調のMicro Joule(フランス)。3789km/Lを記録し、世界新記録更新した。(当チームの世界記録は破られました。)
3位はteam Green 1812km/L。
Micro Joulewon and got an amazing new world record of 3789km/L.
レース参戦概要 outline of our challenge

世界記録更新の期待できる本大会に、昨年は軽量な二男の晃平(11才)36kgをドライバー教育して参加したが、今年は体重がかみさん43kgと同じになったため、日程上都合がとれたかみさんと2人で参加して参りました。(他のメンバーは仕事の都合で参加できませんでした。)
今回、改善項目や事前の練習走行での結果を考えると、もう少し記録が伸びると思っておりましたが、エンジンに何か不調があったのか、記録に反映することができませんでした。
結果的には、優勝したMICRO JOULE(ドライバー重量30kg)とのドライバー重量差13kgを上回る記録の差となりました。次回スコットランド大会では、持ち帰ったエンジンを十分評価して臨みます。(クリックするとビデオをダウンロードします。120k)
本遠征への御支援ありがとうございました。

*** エコマラソン イギリス大会 ***
本大会は77年から、開催され今年が第27回大会。7/8,9にロンドンから北北東約200kmにあるロッキンガムサーキットで行われた。このコースは、3年前に新設されたCART用(アメリカ型)コースで全周がスタンドから見渡せる。高低差11mで一周2.276kmコースを7周する。
過去の最高記録はフランスのMicro jouleが 3620km/L を一昨年に樹立していた。
参加台数42台。

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写真集 Photos
今年から航空会社殿のサポートが得られなくなり、4年ぶりにレース車両の運搬を日通さんにお願いしました。お金はかかりますが、ドアツードアの運搬はやっぱり楽。
出発までの間、事務所に移設したエンジンテストベンチで性能評価を行う予定でしたが、3相200→100Vへの改造が間に合わず、結局評価しないまま、エンジンをスーツケースに入れて出発しました。
自前の出費を少しでも抑えるため、イギリスフォードに運送車両のサポートをお願いしたところ、お借りできることになりました。新型Ford Transitは広くてパワフル、とても快適でした。
ヒースロー空港からレース車両をTransitに詰め込みいざロッキンガムヘ。
レース2日前に宿泊したB&Bにあったギネスビールで乾杯。ギネス記録が出そうな予感?”

前日は夕方まではサーキットに入れないので手荷物で持ち込んだエンジンをB&Bの駐車場で搭載した。
そして、サーキットへ。

サーキットのキャンピング場でヨーロッパの参加チームにお土産の扇子と剣玉を差し上げた。
剣玉のやり方を披露すると、みんな感心して?見てくれた。実は剣玉は私の得意技なのだ。
今年もイギリスは気温が低く、明日からの大会がちょっと心配だ。風も吹いている。
他のチームのマシンを見に行くと、とても美しいマシンにあった。 よく見ると1986に世界記録を樹立したイギリスFORDのマシンではないか。 写真でしか見たことが無かったがここで本物を見れるなんて感動!!
作られてから18年たった今でも全く色あせしていない。当時としては全く斬新な高性能フルカウルボディの元祖。FORDのエンジニアのすばらしいセンスに今さらながら驚嘆させられる。
この実に美しいボディをみていると、王者MICRO JOULEもこのマシンをお手本にしたのではと推測してしまう。
このFORDのボディは地元の学生チームに貸与され、チーム フェニックスとして今年からレース復帰した。
ボディ以外は学生チームの自作エンジン、ミシュランの20インチタイヤの変更されている。
エンジンマネイジメントはCIA製のコントローラを使用している。
7月8日公式練習日、車検はスムーズに通過したが燃料系の容量を計測中に燃料の漏れが発生。
もれの発生したコネクターを交換し、燃料ホースの傷の入った接合部分を切断して対応した。
また、主催者が用意した、スターターモーター用データーロガーも搭載した。
快調に試走するFC号。
CFRP塗装なしで、黒豹をイメージさせる精悍でどこか不気味なボディ。ボディの分割面がわからないほど精巧に作られている。
スタート直前まで発電機をまわしてエンジンのヒーティングが行われている。
スタート地点は若干の下りだが、発進時のほんのわずかの加速だけでエンジンを切ると、メインストレートの途中で止まり、再スタートする羽目に。(メインストレートでのセルモータの使用はスタートラインだけに限られている。)
マイクロジュール(以下MJ)とのメインストレートでの惰行競争。車速が10km/hと低いためかほぼ互角であった。
車速がもう少し高ければ空力性能のすぐれるFC号軍配があがるはずだが。
びっくるするほどぴったり並んだままメインストレートを惰行した。
どちらのドライバーも走行抵抗をふやさないため、ハンドルを微動もさせず、直線を通過した。
左はイギリスのトップチームグリーンのスタート。
大会当日の気温は24℃程度まで上がり、風も無く絶好の大会日和となった。
上段右はMJのドライバー11才で30kg。初めは上手く運転できなかったようだが、最後には完璧な運転をして世界新記録3789km/Lを樹立した。
上段右は、尊敬するMJのマンドリュー教授の息子チボ氏との記念撮影。
14才だが36kgと軽量。今年フランス大会で優勝して、今回サブドライバーとして、新ドライバーの指導にあたっていた。
燃料計測は、補正がいらず、より正確な全重量での計測を要望したところ、これまでの容量計測+温度補正と全重量計測の2通りを同時に行って頂けることになった。(感謝) 
FC号のエンジン温度はスタート時100℃でも、ゴール時80度に下がるため、燃料タンクの温度補正をしてもインジェクター内の燃料温度は補正されず、温度が下がって容量が減った分、実際以上に消費したように計測されてしまうのだ。このロスは少なからず記録に影響する。しかもMJはゴール時のエンジン温度の方が高くなるため、FC号にとってはさらに不利になる。
今回の計測方法の変更は、イコールコンディションで競技するためにもとても意義のあることだ。
しかし一方で、スタート前の計測準備にかなり時間が取られるため、適温に暖機したエンジンが冷えてしまったのが問題として顕在化した。
結局、3344km/Lの2位で競技を終了した。
MJは3789km/Lの世界新記録を樹立。今回でFC号のヨーロッパでの連続優勝も中断させられた。
それにしても今年のMJは強い。MJはこの後、フィンランド大会に出場するとのこと。その時には、調子のいいもう一台のエンジンに乗せ換えて4000km/Lにチャレンジするのだそうだ。
我々も負けてはいられない。日本に帰ったらエンジンのエンジンの性能評価を十分行ってスコットランド大会に臨みたい。
左はポルトガルの大学チームEco Veiculoとの記念撮影。彼らはまだ、参加して間もないチームだが、フランス大会でも11位に入るなど今後の活躍が期待されるチームだ。来年は完全自作のエンジンでチャレンジするとのこと。
中は2位のトロフィー。
右は、小学生の娘が作ってくれた照る照る坊主。おかげで天候がバッチリだったのが・・・。
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大会公式結果 Official Resuits

Position

Team NO

Team Name

1

2

3

4

5

BEST
(km/L)

1

44

Microjoule

3454

3652

3624

3789

3789

G

2

13

Fancy Carol

3326

-

3344

3240

3344

G

3

25

Team Green

1780

-

1812

0

1812

G

4

22

Phoenix

1727

1666

1693

1773

1773

G

5

9

Eco Veiculo

1462

1597

1606

0

1606

G

6

3

B.R.A.T.

1235

1138

1361

1320

1411

1411

G

7

18

Jackson & French

-

1076

1115

1174

1174

G

8

52

Minerva 1

946

-

941

967

1131

1131

D

9

2

ATTICA 8

814

885

885

G

10 4

Beaka

881

621

799

826

881

G

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