FancyCarol is Ecomarothon Team in Japan
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FancyCarol
Challenge to Belgium ECO-MARATHON 2002
Belgium ECO-MARATHON 2002への参戦記
大会公式結果 * Official Results
レース参戦概要 * Outline of Our Challenge
写真集 * Photos
Special thanks!この度の海外遠征に対し、御声援、御協力を頂きました皆様に厚くお礼申し上げます。
Thank you very much for all your help and cheering to our activity and trip.

FCデザイン 高陽自動車学校 プラディア 鯉城倶楽部 広工株式会社 ラフェスタ マイクロロン
株式会社セイワ技研 OPTIMA racing
高低差約15m全長2571mコースで FANCY CAROL 総合優勝!! 大会新記録2060km/L
We could win on 2571m hill circuit. The record was 2060km/L
2位はフランスの強豪team CALLO 1424km/L。昨年までの大会記録はPV3e-Levallois Perretが 1481km/Lを樹立していた。 
ココをクリックするとトロフィースタート時のビデオ(5.3MB)をダウンロードします。
Click here, you will down load the video of trophy starting(5.3MB).
レース参戦概要 outline of our challenge
1997年に参加して以来(当時はteam CALLOに次いで2位)、5年振りの挑戦となる。
公道故に配管を埋め立てた段差や陥没した穴等があり、それらによってステアリングのアライメントが狂わないよう、今年はステアリングの剛性をさらに強化して臨んだ。
練習走行では、段差でボディ下面を摺ったりしたが、ライン取りを修正することによって対応した。本番と同様の練習走行を2回行って1850km/L,1950km/Lと改善していった。
翌日の本戦一回目では、無線が故障し、ラップタイムが1分以上もばらつきながらもなんとかゴールし、1984km/Lを記録。
しかし、これまでの記録を3割上回る大記録にオフィシャルのチェックが入った。
FCには市街地での練習でも騒音の迷惑をかけないよう他のチームと比較すると格段に高性能なサイレンサーがつけてある。これによって排気音が聞こえないため、スターターモーターで走ったのではないかとの疑いもあったようだ。搭載している機械式の遠心クラッチではそのようなことが起こる筈もなく、1時間以上かけて何度もチェックした後、OKの判断が下された。後の表彰式では、このチェックに対する協力、迅速なマシンメカニズムの公開などその対応が評価され”ベストスプリット、ベストマナー賞”なる特別表彰まで頂くこととなった。
その後の2回目の走行ではトラブルもなくスムーズに走行し、2060km/Lの大記録で総合優勝を勝ち取りました。

ドライバー:中根千春(42kg)

皆様方の御支援、御声援本当にありがとうございました。

*** エコマラソン ベルギー大会 ***
本大会は94年から、開催され今年が第9回大会。6/29,30にブリュッセル市内のカンブルの森公園外周道を閉鎖した一周2.571kmのコースを7周して行われた。
最大高低差15mのコースは最高速約60km/hでの操安性と登坂でのエンジン負荷が過酷で、途中ストップする車両が多数出るなど、平坦路になれているヨーロッパチームにとってはかなり困難なコースと言える。
一方、山岳コースで有名な鈴鹿サーキットで鍛えた日本チームにとってはそれほどでもないようで、日本のチームでは1999にteam1200が1353km/Lで優勝している(当時FCは不参加)。
一般公道を閉鎖して行われるため、大勢の一般観衆やメディアが観戦する。最も一般の方々にこのレースを知っていただくことのできる大会でもある。
今年はベルギー、フランス、オランダ、フィンランド、日本の5カ国から41台が参加して行われた。昨年までの最高記録はフランスの大学生チームPV3e-Levallois Perret が1481km/L を樹立していた。

大会の開催情報,大会結果は、以下のweb pageを御覧ください。
http://www.shell.be
http://www.shell.be/fr/020701_fr.html

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写真集 Photos
広島ー名古屋ー成田ーパリーブリュッセルの経路で現地入り。
レース前日の夜、フィンランドのBSチームに夕食の招待を受けた。
遠征馴れしている彼らはいとも簡単においしい料理を作ってしまう。(写真右)
今回特に印象に残ったことは、一組の日本人夫婦(写真中)が我々の活動を見て、知り合いの日本人に声をかけてくださり、大会中多くの現地滞在中の日本人の方々に応援して頂いたこと。
海外へ出て活動している日本人として共感し合えたことがとても励みになりました。
レース中はトラックに積んできたFC号の梱包BOX内で就寝、かみさんは運転側のシートで寝ている。
これがホテルへの移動の手間もなく不足がちなレースでの睡眠時間を補ってくれるのだ。意外と快適なのだ。
FCに似た形状のマシンが増えてきているようだ。(写真中)
黄色のボディカラーのBSチームはヤンマーディーゼルで出場、ハーツディーゼル搭載の覇者Optima Racingを後一歩まで追詰めている。
ニューボディ搭載のエコモービルは最後の最後で3位に下がったがポテンシャルは大幅にアップ。今後の熟成が期待される。
デフェンディングチャンピオンPV3e-Levallois PerretことESTACAチームは本番になって自作24ccのエンジンにトラブルが発生、回復することができないまま、レースを終えた。
彼らは工業大学でのクラブ活動だが、高性能なモノコックのボディ、自作のFIエンジンなど、学生のみの活動とは信じられないようなハイレベルなマシン作りを行っている。
FCは、ラフな路面に対応するため、ステアリング剛性を大幅にアップして出場。練習走行開始から本番終了まで、一度もアライメントを再調整することはなかった。
ゴールが上りになっているため、何度かゴールライン手前で止まることがあった。
燃料消費量の計測は0.1mL単位で計測される。
温度補正は当然のことながら、ダンピングボリュームがあるかどうかなど、燃料系すべてを厳しくチェックされる。
2回目の走行での消費量は8.8cc。温度補正後2060km/Lの記録が公表された。
トップ10チームのみで行われた、トロフィー。燃料10ccのみを搭載してどこまで走れるかを争う。
全車同時スタートはスピードレースの様にとてもエキサイティングだ。
フォトセンサーにより10cc消費するとフューエルインジェクターの電気回路を遮断する回路が組まれている。

FCは燃料タンクの位置が低く、燃料配管がとぐろを巻いた構造になり、空気を噛んでしまい、10cc全部を使い切れなかった。
(写真左)

ストップした後、レッカーで回収された。優勝はエコモービル。
ココをクリックするとトロフィースタート時のビデオ(5.3MB)をダウンロードします。

FCのスペアエンジンを分解、公開した。
BS比2.5の超ロングストロークエンジンが面白いのか各チーム、穴があくほど観察して頂いた。
自作エンジン搭載車が多く、各チームとても研究熱心だ。
表彰式後、祝宴があり、オフィシャル、各チームと楽しい時間を過ごすことができた。
多くの人に ”どうして2人だけで、しかも遥か遠くからきて勝つことができるのか?”と質問される。”必要なサポートが得られない状態ではこれしか方法がないし、これがベストだ。そのために相当の準備と練習をしている。”と答えている。
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大会公式結果 Official Resuits
Belgium ECO-MARATHON 2002 (km/L)

Rg

No

TEAM NAME

1

2

3

4

1

52

FANCY CAROL 

1984 2060 - -

C.R.

2

33

Team CALLO

0

1239

1424

1356

3

31

ECOMOBILLE

1392

1270

0

-

4

53

OPTIMA RACING

1187

0

1221

-

5

34

BS Mileage Marathon

1101

1084

0

1155

6 43 HELIOS Diesel 1135 1126 1147 -  
7 30 NIP team 0 0 951 1065  
8 62 ECO VEICULO 870 957 0 1002  
9 37 A Vos MARCQ 926 869 948 992  
10 44 PV3e 0 923 955 -  
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