FancyCarol is Ecomarothon Team in Japan
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FancyCarol
Challenge to 3rd Scottish ECO-MARATHON 2001
3rd Scottish ECO-MARATHON 2001への参戦記
大会公式結果 * Official Results
レース参戦概要 * Outline of Our Challenge
写真集 * Photos
Special thanks!この度の海外遠征に対し、御声援、御協力を頂きました皆様に厚くお礼申し上げます。
Thank you very much for all your help and cheering to our activity and trip.

高陽自動車学校 株式会社セイワ技研 OPTIMA racing NGK
高低差約0.5m全長409mコースで FANCY CAROL-NOK号 優勝!! 世界新記録3624km/L
We could win on 409m circuit. The record was 3624km/L
遂に念願の世界新記録3624km/L樹立。 皆様の御声援、御支援本当にありがとうございました。
2位はOptima racing(ディーゼルクラス フランス)2201km/L, 3位はteam GREEN(昨年度優勝 イギリス)1863km/L。
参加台数17台、参加国 イギリス、フランス、日本の3カ国
レース参戦概要 outline of our challenge
先のフランス世界大会(6/7~10)では優勝したものの、世界記録には一歩及ばず、今回はスコットランド大会にて再挑戦して参りました。
晴雨を時間毎に繰り返すほど急変する土地柄の下、当日の天候が危ぶまれましたが、最高気温18℃と低気温ながら一定して曇空の中で競技が行われました。
我々はフランス大会で優勝したFC98に減速比の変更とエンジンの保温を強化して参加。全4回のトライヤルの最後の4回目で規定の10.225kmを2.821ccで走り切り、遂に念願の世界新記録3624km/Lを樹立することができました。
ドライバー:中根千春(43kg)

皆様方の御支援、御声援本当にありがとうございました。
*** FC98の特徴/仕様 ***
圧倒的に小さい前面投影面積を持つ空力形状のボディと完全自作の超ロングストロークの高効率エンジンが大きな特徴
全長/全幅/全高 : L/W/H=2960/640/530mm
車重 : W = 28kg
ボディ材質 : CKFRP ハニカムモノコック
空気抵抗係数 : Cd = 0.11
前面投影面積 : S = 0.24m2
タイヤ : 20inch Michelin Radial
エンジン : 電子制御式燃料噴射4ストロークOHC
         球型燃焼室
ボア*ストローク : B*S = 25*62.5mm
排気量 : 30cc
圧縮比 : 16.5
熱効率/出力 : 30%以上 / 1PS at 3500rpm
*** 旧世界記録 ***
MICRO JOULE(フランスの工科大学チーム)が今年の6/22,23に行われたイングランド大会(FCは不参加)で自らの世界記録を更新し、3620km/Lを樹立していた。
*** エコマラソン スコットランド大会 ***
本大会は25年前から、イングランドで開催されているシェルエコマラソンのスコットランドバージョンで今年が第3回大会。8/11,12、アルフォード市グランピアン トランスポート ミュージーアムでイギリス、フランス、日本の3カ国から17台が参加して行われた。一周409mのコースを25周、10.225kmを走行して燃料消費の少なさを争う。昨年までの最高記録はイギリスのteam GREENが1236km/Lを樹立。

大会の開催情報は、以下のweb pageを御覧ください。
http://www.gtm.org.uk
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写真集 Photos
FC98号はフランス大会後、パリ郊外のPhilippe氏の両親宅にて預かって頂いていた。
スコットランド大会に対応するため、減速比の変更とエンジン保温の強化を行った。
仕様変更後、いざ出発。片道距離1300km。
ドーバー海峡をフェリーで渡り、イングランドへ。
夜通しスコットランドに向かって運転し、出発から27時間後にようやくグランピアン トランスポート ミュージーアムに到着。それにしても深い霧の中の運転は緊張の連続だった。

車検を無事通過し、練習走行開始。気温が16℃前後ととても夏とは思えない気候だ。

雨が降ったり止んだりと天候が安定しないため、練習走行は結局1回のみの走行となった。
他の大会と条件を合わせるため、コースが狭いことや走行距離が短くスタート時に消費する燃料の割合がおおきくなること、路面状況、気温が低いことなどを考慮して、平均速度は16.09km/h (10mile/h)に規定されている。

Optima RacingはPhilippe氏とEmanuel氏の2人で参加。今回も昨年度のNOKIAでの自己記録2364km/Lを更新できず、2201km/Lに留まった。(写真左、中)
Team Greenは1999年に活動を開始した新しいチームではあるが、今やイギリスNO.1チームになっている。
技術センスはすばらしく自作のDOHCエンジンが熟成されれば、かなりの記録を打ち出すポテンシャルを持っている。
このチームも打倒Micro Jouleが合言葉だ。
ジェニーさんのドライブテクニックもすばらしく昨年度記録1236km/Lから大幅に躍進し1863km/Lを打ち出した。
しかし、今年のロッキンガムでの自己最高記録1975km/Lは更新できなかった。(写真右)
このコースは、見た目よりむずかしい。

決勝前日は、主催者からのBBQパーティが催され、ボランティアのバグパイプ演奏も行われた。
暫し、伝統音楽に酔いしれた。
燃料消費量の計測はイングランド大会と同じ計測員が実施。0.01mL単位で計測される。
温度補正は当然のことながら、ダンピングボリュームがあるかどうかなど、燃料系すべてを厳しくチェックされる。
決勝4トライ目の消費量。トップアップして2.72cc入り、温度補正後の消費量は2.8212cc。

Shellオーガナイザーとの記念写真。(写真右)
イングランド大会(Rockingham circuit)では、ここ以上に記録が出やすいので、是非、来年は来てください。
とのお誘いを頂いた。

イギリスのトップチーム GREENのドライバーJennyさんにFC98号に乗って頂いた。
感想を聞くと、狭いけどキャノピーに付いているミラーが見やすいわ。とのこと。明るいスマイルがとても印象的な大学生ドライバーだ。(写真中)

フェリーの中で乾杯(写真右)

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大会公式結果 Official Resuits

Scottish ECO-MARATHON 2001 (km/L)

Rg

No

TEAM NAME

DRIVER

1

2

3

4

BEST

 

1

4

FANCY CAROL - NOK

Chiharu Nakane 3005 3391 3221 3624 3624

W.R.

2

5

OPTIMA RACING

Philippe Deffaux

1780

2201

-

-

2201

 

3

1

TEAM GREEN

Jenny Goodman

1625

1721

1753

1863

1863

 

4

7

EVOLUTION

William Greensmith

640

807

819

-

819

 

5

2

TEAM BEAKA

Carl Lister

562

-

496

749

749

 

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