御支援、御声援ありがとうございました。
時間は既にAM3時を過ぎていたが、対面のTIMのピットでは、シャーシーローラー上でエンジンの性能評価をしており、並ならぬ気迫が感じられた。どのチームも夜を徹して最後の調整を行なっている。明日からいよいよ勝負である。ベストコンディションで臨めるよう、すぐに就寝した。
計測員が来るのを待って、インジェクターから燃料タンクまでをマシンから取り外し、計測ルームへ持ち込んだ。 計測すると消費量は4.73g、3444km/Lでトップに立った。TIMとは0.01g差ではあるがとにかく現時点1位になったのだ。 決勝レースは2日間で2回ずつ4トライできる。明日の天候次第では、順位は簡単に入れ変わるし、世界記録も打出すことが可能だ。ここは気を引き締めて明日の準備をしなければいけない。 と、自分達に言い聞かせて、明日の準備に取りかかった。 エンジンの断熱を強化し、ホイールアライメントをチェックし、etc.深夜まで作業が続いた。明日の晴天を祈りながら・・・・・。
朝7:30に起床すると小雨が降っており、昨日よりもさらに気温が下がっている。そして、天候の回復を祈りながら正午まで待ったが雨が止んだだけで気温も18℃と低いままである。路面も所々濡れており、コンディションはかなり悪い。 今日の最終スタートは14:30であるので、そろそろスタートしないと2回のトライヤルができなくなる。状況が悪いながらにも記録が出ないとは限らないと考えているうちにTIMがスタートさせていた。FCも少し遅れてスタートさせることにした。 そして両者とも無事ゴールし、燃料消費はTIMが5.5g、FCが4.9gでいずれにしても昨日より多くなっている。 そして結局どのチームも記録を更新できず、我がFCが昨日の記録のまま優勝を勝ち取ることとなった。 表彰台に上がると”君が代が”流れ、長年の夢である世界一になった感激に酔いしれた。
PALMARES DU 17ème SHELL ECO-MARATHON
Rg
No
NOM DU TEAM
ETABLISSEMENT
VILLE
PAYS
Km/L
L/100Km
Cls/Veh
Cls/cat
1
142
FANCY CAROL - NOK
AKIGUN HIROSHIMA
JAP
3444
0.0290
1/ESS
1/IND
2
TIM
Universite Paul Sabatier de Toulouse/ IN
TOULOUSE
FRA
3437
0.0291
2/ESS
1/ET2
3
44
MICROJOULE
LPTI Saint Joseph la Joliverie
St SEBASTIEN SUR LOI
3394
0.0295
3/ESS
1/ETU
4
ASSOCIATION LUTECE
EXINCOURT
2368
0.0422
4/ESS
2/IND
5
OPTIMA RACING
CLERMONT S/ OISE
2291
0.0437
1/DIE
3/IND
6
REMMI TEAM
Tampere University of Technology
TAMPERE
FIN
2034
0.0492
5/ESS
2/ET2
7
PV3e ESTACA
ESTACA
LEVALLOIS PERRET
1982
0.0504
6/ESS
3/ET2
8
73
PRODUC'TEAM
Association PRODUC'TEAM
SAINT CLEMENT DE RIV
1707
0.0586
2/DIE
2/ETU
9
77
ECOMOBILE
IUT Nancy-Brabois
VILLERS LES NANCY
1687
0.0593
7/ESS
3/ETU
10
PAPA WU TEAM
IUT GMP d'Aix en Provence
AIX EN PROVENCE
1635
0.0611
8/ESS
4/ETU