製品 Products >> 「エコラン専用設計データロガー」 DA-ML1

2002年FancyCarolのイギリス遠征(ロッキンガムサーキット)の走行データ(全データ)
旧バージョンPCソフト画面



2002年FancyCarolのイギリス遠征(ロッキンガムサーキット)の走行データ(1Lap)
旧バージョンPCソフト画面



2004年FancyCarolの広島大会の走行データ(全データ)
このとき、ノイズのためインジェクションのデータは取得しませんでした。



2004年FancyCarolの広島大会の走行データ(5週目)
同上


※注 本機は大会後、すでにノイズ対策済みです。


データモニター画面









ホイールセンサ、標準添付品


温度センサ、標準添付品


2軸加速度センサ、オプション



エコラン専用設計データロガーの特徴

 エコラン用データロガーは、保存するデータと種類をエコラン用に合わせて設計することにより、特に走行距離、車速の解析がしやすくなるように設計いたしました。元はFancyCarolの活動の中で1999年に試作したものをベースに改良を行っております。

 噴射パルス数を保存することにより、燃料消費量を噴射容量×パルス数で予測することも可能になります。

 データは20インチタイヤ一回転ごとに1サンプルで20km程度の走行距離分を保存可能です。さらに短距離の走行の場合は、タイヤ一回転ごとに数回保存するようセンサ部分を加工していただくことでさらに細かくデータを収集していただくこともできます。
 (たとえばエンジン回転速度と車速の関係を細かくみてエンジン始動時のクラッチのスリップを解析するなど)

 データは本体内蔵の2次電池バックアプメモリに保存し、走行終了後PCにシリアルケーブルを通じて転送します。PCソフトウエアは専用設計で、データの閲覧が簡単にできます。表示は走行距離軸に対する各データをグラフ表示で行います。
 コース距離を入力することにより、周回ごとの表示に切り替え、各周回での走行の違いなどを比較してみることも可能です。

 データはCSV形式でファイルに出力することもできますので、EXEL等を用いて解析を行っていただくことも可能です。

 エンジン関係のデータは燃料噴射タイミングを使って取得していますが、オプションの信号インタフェースユニットをお使いいただくことで点火信号からエンジン回転速度等のデータを入力できます。

 データモニター画面はPCを接続した状態のデータロガーから0.2秒サイクルで最新のデータを取得し表示することができます。 新機能!
※ この機能ではタイヤが回転していないときでも最新データを取得しますので、温度、エンジン回転速度などのモニタにも使えます。保存はタイヤ回転時のみ本体に行われます。
主な仕様

◆保存タイミング
  • ホイール回転を取得するセンサからの走行パルス入力時
    (停止状態ではデータを保存しません。スタート前に電源ONにしておいても無駄なデータを保存することはありません。)
◆保存データ種
  • 走行距離 = データパルス数×パルス間走行距離
    ※ 正確な距離、車速表示のために周長を正確におはかりください。
  • 速度 = パルス間走行距離÷パルス入力間時間
  • エンジン回転速度 = 60秒÷インジェクションパルス(もしくは点火パルス)間時間 (データ取得タイミングの直近の値を保存)
  • 噴射パルス数もしくは点火回数
  • 2軸加速度
    (約10msecサンプル×20移動平均、トリガ時最新値を保存) 新機能!
  • 温度 2CH(サーミスタセンサ)もしくはアナログ電圧値
    (10msecサンプル×20移動平均、トリガ時最新値を保存) 新機能!
※ 保存データのCHの有効、無効を添付のソフトウエアから変更できます。CH数を減らすことにより、長い距離のデータを保存することが可能です。 新機能!

◆保存データ長
  • 約12700ポイント (全CH保存時)
    (20インチタイヤ一回に1ポイント保存、タイヤ周長約1.5mとして、約19kmの走行データ)
    ※ 保存ポイント数は保存するCH数、種類によって異なります。
◆データ表示

 本体にデータ表示はありません。PCに転送してグラフ表示します。
 表示の横軸は、時間(走行時の時間積算)、距離です。
 グラフの任意位置をズーム表示できます。
 スタート位置、1周距離を入力することにより、1周ごとに区切って表示することができます。
 1周ごとの時間(パルス時間積算)、エンジンパルス数を数値として表示します。
 PCへの転送時間の目安は12700ポイントで約150秒です。PCの能力により多少増減します。
 PCとの接続にはシリアルポート(もしくはUSBシリアルコンバーター)が必要です。
  • 車速
  • エンジン回転速度
  • 2軸加速度センサ値(オプション)
  • 温度(もしくはアナログ電圧)2CH
  • データ取得タイミング間の噴射(もしくは点火)パルス数
  • 保存開始からの合計パルス数(点火パルス)数
◆電源
  • 12V DC(車載バッテリー等をご利用ください)
  • 添付のホイールセンサ以外の定格電圧は9V〜16Vです。添付のホイールセンサを使わない場合は9V電池などでのご使用も可能です。
    電流容量の関係から、アルカリ9V電池を並列にしてお使いいただくと電池が長持ちします。(電池ボックスなどは別途お買い求めください。)
◆消費電流
  • 70mA以下 (12V時)(約0.7W)
◆本体接続端子、操作スイッチ
  • 配線ターミナル
  • 電源線
  • 電源スイッチ
  • メモリーリセットスイッチ
  • 電源LED
  • メモリー状態表示LED
  • 通信ケーブルコネクタ
◆標準付属品
  • 温度センサ 2個
  • ホイールパルス信号センサ(近接センサ)
    ※ ホイールセンサには添付のセンサのほかに自転車の車速計のマグネットスイッチなどをお使いいただくことも可能です。その際にはチャタリング等を起こさないよう取付方法にご注意ください。
  • PCソフトウエアCDROM(取扱い説明ビデオ含む)
    ※ Windows(R)Xp、2000、Me、98SE用
  • PC接続ケーブル(1m)
    ※ ケーブルを延長したい場合はUSBシリアルコンバータを使用し、必ずUSBケーブルのほうを延長してください。シリアルケーブルを延長しますとデータが正常に受信できない場合があります。
  • スタートアップマニュアル(接続図など)
◆オプション
  • 2軸加速度センサ(本機専用設計)
  • 点火信号インタフェースユニット
    (キャブレター使用の場合にお使いください。)
◆その他

 ※ 温度センサの変わりに他の電圧を入力し保存していただくようにすることも可能です。
   (たとえばA/Fセンサ出力や、ステアリングに取り付けたポテンショメータなど)

 ※ 今後、本体用液晶表示ユニットをオプションとして追加する予定です。

 ※ 性能改善のため、予告なく仕様を変更することがございます。ご了承ください


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